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『バッシング』小林政広監督の新作が奇跡的に公開!
2008年09月22日 10時00分 [舞台挨拶]
(左から)橘実里、石橋凌、桜井明美、小林政広監督

イラクで起きた日本人人質事件を基にした『バッシング』で、2005年の第58回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品を果たし、さらに同年の第6回東京フィルメックスでは最優秀作品賞を受賞。最近では『愛の予感』が2007年の第60回ロカルノ国際映画祭でグランプリを含む4部門を制覇するなど、国際的な評価も高い小林政広監督の“幻の作品”ともいえる『幸福 Shiawase』が20日、公開初日を迎え、都内で舞台あいさつが行われた。

3年前に撮影されながらも一般公開のメドが立たなかった(第7回東京フィルメックスでは上映された)同作で、人生を見失った中年男性を哀愁たっぷりに演じた主演の石橋凌は「正直公開されないかもしれないと不安になったことも。やっと公開にこぎ着けることができて本当に“幸福”です」と晴れ晴れした表情でコメント。小林監督とは2度目のタッグだが「オリジナル脚本を書き、35ミリで撮るというこだわりを貫く小林ワールドに浸ってほしい」とそのストイックな監督道に、俳優としてはもちろん一ファンとして敬意を表した。

一方、小林監督は、完成までの道のりを振り返り「脚本を何人かのプロデューサーに読んでもらったが、『見なくちゃ分からない(脚本を読んだだけでは理解できない)映画はダメ』と言われた。映画は見なくちゃ分からないと思うんですが」と苦笑いしながら、念願の一般公開を迎え、「やっと実現した。奇跡的なこと」と感慨深げだった。

『幸福 Shiawase』は、北海道を舞台に、行き倒れの男(石橋)と場末のスナックで働く女(桜井明美)の出会いを軸に、不器用に幸せを探し求める大人たちの姿を描いたヒューマンドラマ。この日、舞台あいさつに立った石橋、桜井、橘実里のほか、村上淳、柄本明、香川照之ら演技派俳優が一同に会している。

『幸福 Shiawase』
9月20日(土)〜10月3日(金)シネマート六本木で2週間限定ロードショー

取材・文・撮影:内田涼

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