タレントweeker

昨年、韓国で放送された大ヒット・ドラマ『コーヒープリンス1号店』。この作品の中で、カフェでワッフルを調理する担当のノ・ソンギ役を演じたキム・ジェウクが日本で初めてのファンミーティングを行なうために来日し、イベント当日の9月27日に新宿・FACEで公開記者会見を行なった。

ファンミーティングのチケットが即完売したため、一般の方も見学する公開型で行なわれた記者会見。黒ぶちのメガネにグレーのスーツ、髪を束ねて登場すると、うっとりとしたため息に近い歓声が沸いた。『コーヒープリンス1号店』では、日本人の役を演じ、ドラマ中も日本語で話すシーンが多かった彼。「7歳まで日本に住んでいました。東京の三田です」と、日本語が得意な理由を話し、すべての会話を日本語のみで進行した。身長183cm、体重65kgという見事なスタイルの秘訣を問われると「よく食べますよ。元々太らない体質なんだと思います。……すみません、ちょっと感じ悪いですか(笑)」と、会話のやりとりも今時の若い日本の男性と変わらない。人前でしゃべるのが苦手というのも、いわゆる“韓流スター”とは異なり個性的だ。

会見では、今現在撮影している最新ドラマ『風の国』や、チュ・ジフンとの共演で話題の映画『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』などが話題となった。最新ドラマについては「監督からは家族の物語だよって言われていたんですけど、実際撮影に入ってみたら完全にアクション系ですごく苦労してます」と苦笑い。「チュ･ジフンとは仲が良いという噂ですが？」と聞かれると「よく会いますね。勝手に家に入ってくるし。しつこいんですよ、あの人」と答え、会場は爆笑。映画は3月にクランクアップし公開を待つのみ。韓国で注目の映画とドラマの両方に出演しているだけに、今後の彼の活躍は約束されたも同然だ。

「日本料理は何が好き？」という質問には「肉じゃがはうまいっすよね。あれは、韓国にはない味なので」と返答。プライベートでも日本によく来ているかなりの日本通だそう。バンドもやっている彼は「椎名林檎さんとか、東京事変はよく聴いてます。B'zとかMr.Childrenもよく聴きますよ」とのこと。また、日本の俳優では色んな役を演じることが出来る、堤真一が好きだそうだ。

この後のファンミーティングでは、束ねた髪を下ろしタイトな黒いスーツに細いタイで客席後方から現れた。様々なトークやファンへの私物プレゼントのほか、ビデオ・メッセージでは仲が良いユン・ウネや、チュ・ジフンが登場。最後にはアコースティック・ギターを弾きながら、Mr.Childrenの『君が好き』など3曲を披露した。「人前に立つのは得意じゃないので、集まってくださったみなさんに良い思い出を残せるか心配でした。でも、みなさん、僕のつまらない話に笑ってくださってありがとうございました。また近いうちに会えると思います」と、誠意のある言葉で締めくくった。

なお、『コーヒープリンス1号店』は、Mnet JAPAN（スカパー！Ch.792 ほか）にてノーカット版を放送中。