タレントweeker

いまや日本芸能界の一大勢力といえる吉本興業が、全国7ヶ所にある吉本の劇場、他単独ライブや特別イベントのチケットをよりスムーズに販売する新規顧客サービスの発表記者会見を、9月30日、東京・渋谷のヨシモト∞(無限大)ホールにて行った。

会見は吉本所属の世界のナベアツ、ペナルティのヒデ、そしてエド・はるみの三人が司会役で進行。吉本興業の吉野伊佐男代表取締役社長、ぴあの矢内廣代表取締役社長の挨拶に続いて、よしもとデベロップメンツの比企啓之代表取締役社長が詳細を解説した。それによると、今回新たにスタートするコンテンツは二つ。

一つは吉本が主催する公演のチケットが購入できる販売サービス「チケットよしもと」。ぴあがシステムを提供し、購入方法も専用サイト、コールセンター（電話予約）、吉本の各劇場窓口、そしてチケットぴあとより便利に買いやすくなった。(「チケットよしもと」の利用には「よしもと友の会」への会員登録（無料）が必要。)

そしてもう一つは、吉本ファンのためのコミュニティサイト「よしもと友の会」。こちらはデジタルガレージと提携しており、ネット上で友の会に登録すると、自動的にマイページをもつことができる。お気に入りの芸人の出演情報などがトップに示されるので、ログインすればいつでも最新の情報が手に入る仕組みだ。吉本興業はこれらにより年間動員数約150万人、所属タレント数約700名の動向を把握し、ファンのニーズに対応していく意向。「よしもと友の会」「チケットよしもと」共に10月1日（水）10時からスタートする。（「よしもと友の会」会員登録は９月30日（火）より受付中。）

さすがのナベアツも「緊張する」という会見前半が終了すると、後半は平成ノブシコブシ、ザ・パンチら17人の若手芸人が吉野社長のMVPを賭けて、新サービスに関するお題に答える大喜利に。「チケットよしもとは『便利』『簡単』、さてもう一つは？」というお題には、くまだまさしが「『実演アリ』と答えて持ちネタを披露。他の芸人の「ずるい」というボヤキにヒデが「芸人は前に出ないと！」と先輩らしく突っ込むなど、吉本ならではの笑いで盛り上がる。さらに「チケットよしもとの購入方法はネットと電話、劇場窓口、もう一つは何？」というお題には、アームストロングの栗山直人が「昔のよしみで買う」とボケて、これには吉野社長も思わずニヤリ。だがMVPは結局、終始周りの芸人のネタを細かく拾っていた、平成ノブシコブシの吉村崇が受賞。早速「よしもと友の会」の社長オススメ芸人のページに掲載されることが発表された。その後行われた囲み会見では、エド・はるみが「この新サービスでお客様のハートをググッとキャッチングー！します」と語り、集合撮影では芸人全員でナベアツの「オモロー」のポーズを決めるなど、揃って新サービスへの協力を誓っていた。

取材・文：佐藤さくら

• よしもと友の会・公式サイト