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海外ドラマ『HEROES/ヒーローズ』で一躍ブレイクを果たした日本人俳優マシ・オカが、往年のTVスパイ・コメディ『それ行けスマート』をリメークした『ゲット スマート』に出演。そのPRのため10月１日、銀座アップルストアにて来日会見を行った。

さて、突然だがここで問題。マシ・オカ、スティーブ・カレル、アラン・アーキン、この3人に共通することは？　答えは『ゲット スマート』に出演している役者たち、というのとあとひとつ。実は彼らは同じ劇団の出身者！　ビル・マーレイ、マイク・マイヤーズら錚々たるメンバーを輩出する名門コメディ劇団、セカンド・シティの先輩、後輩なのだ。

今回、あこがれの先輩たちと競演を果たしたマシ・オカは「初日は緊張しましたけど、撮影が始まると毎日コメディ・キャンプにいるようでした」とコメント。ということは、現場はかなりおバカな雰囲気だった？　「それを期待してたんですけど、最初にスティーブと会話したのは不動産の話。“最近、家を買おうと思ってるんだ”と言われ、普通のオジさんなんだなぁと」。なるほど、いまやアメリカを代表するコメディアンも、素顔はいたって普通とのこと。また、そんなスティーブの仕事ぶりについては「だいたいコメディというのは、スターひとりの笑いをとりたいという意志が強いのですが、セカンド・シティではみんな協力して笑いをとろうというのがモットーで。スティーブは撮影中にそれを実現していて、こっちもリラックスできたし自信がついた。プロフェッショナルになるためのコメディを学びました」と、感銘を受けた様子。

近年、日本でもハリウッド産コメディがヒットし話題を呼んでいるが、まだまだ未公開作も多いというのが現状。そんな状況を在米27年を数えるマシ・オカは冷静に分析しながらも、本作にはかなりの自信を見せる。「『ゲット スマート』は誰でもわかりやすく、笑えると思います。言葉のアヤは、文化の違いがあるので輸出するのが難しい。でもこの作品はアクション・コメディ。体を使う笑いは万国共通でどこでも通じる。この作品はアメリカン・コメディの中でも、日本で絶対ウケるんじゃないかと確信を持っています」と語った。

『ゲット　スマート』
10月11日(土)より新宿ピカデリーほかにてロードショー

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