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毎秋に開催され、映画ファンの根強い支持を得ている映画祭「東京フィルメックス」が今年も11月22日(土)から開催されることが決定し、7日に都内でラインナップ発表会が行われた。今年も世界各地から選りすぐられた作品が上映されるほか、恒例となった特集企画も開催されるなど映画ファンにはたまらない9日間になりそうだ。
今回の上映作品の目玉はブラジル映画だ。今年が日本人ブラジル移住100周年になることを記念して、『モーターサイクル・ダイアリーズ』のウォルター・サレス監督が手がけた家族劇『リーニャ・ヂ・パッシ』がオープングを飾るほか、吉田喜重、ツァイ・ミンリャンら世界の映画作家が参加したオムニバス・ドキュメンタリー『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』の上映や、映画祭ディレクターが4年間、企画を温めてきたブラジルの映画作家ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督特集が予定されている。
また今年も、アモス・ギタイ監督、ジョニー・トー監督ら本映画祭の常連と呼んでもいい作家たちの最新作から、海外の映画祭で高い評価を受けた気鋭の新人監督の作品まで幅広いラインナップが並ぶ。日本からは『空の穴』の熊切和嘉監督が坂井真紀を主演に迎えた『ノン子 36歳(家事手伝い)』と、東京藝術大学大学院修了作品として製作された濱口竜介監督の『PASSION』がコンペティション部門に出品され、『紀子の食卓』の園子温監督が手がけた237分の壮大なラブ・ストーリー『愛のむきだし』が特別招待作品として上映されることが発表された。
今年の審査委員長を務めるプロダクション・デザイナーの野上照代氏は「もともとフィルメックスのファンで、この映画祭のおかけで様々な監督の作品を知ることが出来た。選ぶのは難しいとは思いますが、真実を探して審査したい」と意気込みを語った。会見後には今回、開催される蔵原惟繕監督特集で上映される『ある脅迫』の試写会が、一般の観客を迎えて行われ、上映前に市山尚三プログラム・ディレクター、熊切・濱口両監督、そして今回の企画に尽力した日活・林氏のトークショーを開催。「これまで上映される機会の少なかった蔵原監督の初期作を発見して欲しい」との壇上からの呼びかけに観客は熱心に耳を傾けていた。
「第9回 東京フィルメックス」
11月22日(土)〜30日(日)
有楽町朝日ホール、フィルムセンター大ホール、シネカノン有楽町1丁目にて開催
※チケットは11月3日(祝)より発売
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