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雑誌「Weeklyぴあ」調査による、10月11日公開の映画の満足度ランキングは、中谷美紀と藤竜也の主演作『しあわせのかおり』がトップに輝いた。2位に人気アニメスタジオ・STUDIO4℃製作の短編オムニバス『Genius Party Beyond』、3位にジャック・ブラックが主演を務めた仏監督ミシェル・ゴンドリーの最新作『僕らのミライへ逆回転』が入った。(映画満足度ランキング表)

1位の『しあわせのかおり』は小さな中国料理店の料理に魅了された女性が、病に倒れた店主のために職を捨て、料理の世界に飛び込む物語。「意外な方向に進むストーリー展開に見入ってしまった」「全体的に優しい雰囲気のあふれる作品」と鑑賞後の観客の評価は高く、「食に対する愛情の大切さに立ち返りたい」「様々な角度から子育てを見直すことができた」など劇中で描かれる親子や師弟の絆に関するコメントも多く聞かれた。また、作品のもう“ひとつの主役”ともいえる料理の数々も多くの観客を魅了したようだ。

2位の『Genius Party Beyond』は森本晃司、前田真宏ら5人の人気クリエイターたちが短編アニメ作品で競演を果たす作品。「5本の作品が全く違うテイストで最後まで飽きない」「作画や映像が斬新で、音楽とのマッチングも素晴らしい」と上映後は好評の声が多数寄せられた。本作を製作したSTUDIO4℃の作品はこれまでも満足度調査で高い評価(『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』ともにランキング2位を記録)を受けており、今後のSTUDIO4℃作品の満足度も注目したいところだ。

その他、10月11日からは爆笑必至のスパイ・コメディ『ゲット スマート』や、現代のアメリカの高校生たちに密着したドキュメンタリー『American Teen／アメリカン・ティーン』などが公開されている。

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(本ランキングは、2008年10月11日(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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