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林海象監督のライフワークともいえる人気シリーズ「探偵事務所5」の劇場版第2弾『THE CODE/暗号』が来年初夏の公開を前に、第21回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門のオープニングを飾ることになり、18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映された。当日は暗号解読の天才“探偵507”を演じた主演の尾上菊之助をはじめとするキャストらが舞台あいさつと会見に出席し、撮影の裏話を明かした。
「チャンバラなら経験はありましたが、格闘シーンは初めてでした」と語る尾上は、今回、現代劇のアクションに初挑戦。暗号解読を得意とする役柄だけに、撮影前はこれといった肉体トレーニングを行っていなかったそうで「最初はスタントマンと息が合わず、顔を殴られてしまって、逆に申し訳ないことをしてしまった」と失敗談を告白。すると林監督は「いずれは人間国宝になる人なのに…殴っちゃダメ!」と尾上の顔に傷が付かなかったか冷や汗ものだったと振り返った。
物語のカギとなる上海の歌姫を演じるのは、実写版『CAT'S EYE キャッツ・アイ』以来約10年ぶりに林作品への出演を果たした稲森いずみ。中国語の歌を歌ったりダンスを披露したりと、今までにないチャレンジを大いに楽しんだ様子で、「海象さんとだったら、絶対に美しい映画になると思って頑張った。とても楽しく心に残る作品になった」とコメント。共演した尾上については「不思議な雰囲気を持っている方。眼力が強くクールなんですが、お話をしてみるとおちゃめな方」と印象を語り、尾上も照れながら「稲森さんは優しい風が吹いている人」と共演女優にゾッコンの様子だった。
近年、名前を持たない代わりに、5から始まる3ケタのコードナンバーで呼び合う探偵たちのドラマを描き続けている林監督は「いつも最後の作品だと思って作っているが、今回は本当にこれが最後じゃないかと思うほどつらかった」と上海でのロケを含めた撮影を振り返りつつも、「素晴らしいキャストのおかげで、また次回も頑張りたいと思える作品になった」とさらなる「探偵事務所5」シリーズの発展に意欲を燃やしていた。
『THE CODE/暗号』
2009年初夏、全国ロードショー
取材・文・撮影:内田涼
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