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初監督作『コトバのない冬』会見 渡部篤郎が「監督の渡部です」と繰り返しアピール!【東京国際映画祭】
2008年10月20日 15時40分 [映画祭]
渡部篤郎、高岡早紀

渡部篤郎の長編初監督作『コトバのない冬』が19日、第21回東京国際映画祭のコンペティション部門で上映。上映前には、舞台あいさつと記者会見が開催され、主演も務めた渡部と、ヒロインを演じた高岡早紀が出席。作品に込めた思いや撮影の舞台裏を語った。

同作は、北海道の小さな町を舞台に、単調な毎日を送る女性・冬沙子(高岡)がコトバの話せない男(渡部)と出会ったことをきっかけにドラマが展開。北の大地を叙情的に捉えた美しい映像を背景に、俳優たちがワンカット、ワンテイク、NGなしで撮影に挑んだ野心作に仕上がっている。

司会者から「渡部監督」と紹介され、ステージに登場した渡部は「監督の渡部です。監督の渡部です!」と繰り返し、「やっぱり気分がいいですね」と笑顔であいさつ。監督と呼ばれるのはまんざらでもない様子だ。非常にシンプルで詩的な同作については「大きなストーリーも、強いメッセージもございません。普通に生きていることがとても美しい。ひとりひとりのドラマが持つリアルな瞬間を集合させた作品」と語り、「ぜひ自由に見てほしい。(観客に)考えていただくということが一番やりたかった」と監督としての意図を説明した。

また、高岡の起用について「何の迷いもなく、すぐに浮かんだ」と語る渡部は、「お芝居の空気感をいろんな形にしてくれる女優」と高岡が持つ独自の存在感が作品に必要だったと明かした。一方、高岡も「長年の知り合いでもあるし、ぜひ出たいと思いました。現場でも常にみんなが快適に過ごせるように雰囲気を作ってくれた」とコメント。俳優としての渡部とも共演した経験を持つ高岡は「すごく落ち着いている人。特に大きな変化は見られませんでした」と“監督”渡部の人間像を語っていた。

取材・文・撮影:内田涼

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