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今年はアンジーのパパが審査委員長。熱い審査を約束!【東京国際映画祭】
2008年10月21日 18時05分 [映画祭]
(左から)セザール・シャローン氏、マイケル・グラスコフ氏、檀ふみ、ジョン・ヴォイト、フォ・ジェンチー氏、高田宏治氏

豪華スターがぞくぞくと姿を見せ、華々しく開幕した第21回東京国際映画祭。開催日3日目を迎えた20日、メインプログラムとなるコンペティション部門の国際審査委員たちが記者会見に臨んだ。

今回の審査委員を務めるのは、アカデミー賞俳優でアンジーことアンジェリーナ・ジョリーの父親として知られるジョン・ヴォイト、『イージー・ライダー』などを手掛けてきた名プロデューサー、マイケル・グラスコフ氏、『初恋の思い出』が公開中の中国の名匠、フォ・ジェンチー監督、『ブラインドネス』の撮影監督であるセザール・シャローン氏、そして日本の女優・檀ふみ、深作欣二監督や五社英雄監督ら数々の名匠と組んできた名脚本家の高田宏治氏の6人。審査委員長を務めるヴォイトは「映画に対して深い見識と経験を持つメンバーが集まりました。重大な責務を負ったことをしっかり受け止めながらも、存分に楽しみながらこの仕事に臨みたい」と語った。

長いキャリアを誇る映画人が集まった今回の審査委員だが、その存在感がひときわ目立ったのはヴォイトだった。「東京国際映画祭を運営するスタッフは、本当に映画作りを愛している人たちと噂で聞いていたので、今回の審査委員を務めることは非常に光栄」と語ったところからも分かるように、今回の審査委員に選ばれたことがうれしかったようでしゃべり出すと話が止まらない。愛嬌たっぷりに、時には席を立ってジョークを飛ばす。どうやら審査委員が顔を合わせる時も同様のようで、高田氏は「私たちが集まった時は、ヴォイトさんの漫談で和気あいあいとやってます(笑)」と舞台裏を明かした。

この日は、審査経緯の途中報告もあるかと思われたが、全員が審査最終日まで意見交換しないことで意見が一致したとのこと。そのため、映画に対する講評は一切なかった。その代わりに「今度、あんな映画を作りたいと思えるような作品を選出したい」(シャローン氏)、「8月に審査委員の打診を受けてから、この日を心待ちにしていた」(グラスコフ氏)、「世界の映画を一歩前進させるための仕事ができることに誇りを感じている」(ジェンチー氏)、「自分が勉強し直すつもりで審査委員を引き受けた」(高田氏)、「最高賞には自分が出演したいと思える映画を選びたい」(檀)、「一生懸命創作している新たなつくり手を大事にしたい」(ヴォイト)と、それぞれが審査への意気込みをコメント。熱い議論が交わされることを予感させた。

最高賞の東京サクラグランプリをはじめとする受賞作品は、映画祭最終日の26日(日)に発表される。

取材・文・撮影:水上賢治

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