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『羅生門』は不死身! デジタル復元によって映像と音声が大きく向上【東京国際映画祭】
2008年10月27日 12時45分 [映画祭]
(左から)ジョン・ヴォイト、野上照代さん、マイケル・ポゴゼルスキー氏

故・黒澤明監督の名作『羅生門』のデジタル完全版が25日、第21回東京国際映画祭で特別上映された。米アカデミー協会の全面バックアップのもと、ハリウッドのデジタル技術によって映像と音声が復元。上映前には、復元に携わったマイケル・ポゴゼルスキー氏や、黒澤組のスクリプター・プロダクションマネージャーとして19本の映画に参加した野上照代さん、同映画祭のジョン・ヴォイト審査委員長が舞台あいさつを行った。

野上さんは、デジタル復元された同映画について「幸運にも不死身で、たくさんの奇跡があってここまで生き延びてきた作品。デジタル復元のおかげで、59年前の作品が新品同様に生まれ変わった。黒澤作品はセリフが聞きにくいといわれるが、これでよく聞こえるようになった。黒澤さんにも(この映画を)見せたかった」としみじみコメント。

黒澤監督をリスペクトするヴォイトは「私が俳優になる前の若かりしころ、雑誌「LIFE」の表紙に『羅生門』の写真が載っているのを見て、稲妻が走ったような衝撃を受けた。その雑誌を大事に保管し、何度も見返して、映画が公開されるとすぐに見に行ったんだ」と振り返り、「世界中のどこにいても、映画は人の人生を変える力がある。『羅生門』は映画史上の金字塔。私も偉大な黒澤監督、偉大な俳優の三船(敏郎)に多大な影響を受けた」と語った。

登壇後、ヴォイトらは一般の観客とともに同映画を観賞。また会場には、三船氏の長男・史郎さんも駆け付けた。

『羅生門 デジタル完全版』
11月29日(土)より、角川シネマ新宿にてロードショー

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