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ペ・ヨンジュン主演で人気を博した韓国ドラマ『太王四神記』が宝塚歌劇団でミュージカル化される。その制作発表会が10月29日に都内で行われ、出演する花組の真飛聖(まとぶ せい)、桜乃彩音(さくらの あやね)、大空祐飛(おおぞら ゆうひ)のほか、演出の小池修一郎らが出席した。
『太王四神記−チュシンの星のもとに−』は、かつて朝鮮半島に存在した高句麗を舞台に、その最盛期を築いたといわれる第19代の王タムドクをモデルにしたドラマ。彼を中心に、神話の時代から続く伝説や因縁、運命や陰謀に巻き込まれていく人々の愛と戦いを描いていく歴史ファンタジーだ。ドラマでペ・ヨンジュンが扮したタムドクを演じるのは花組主演男役・真飛聖。「やはり世間の方も“あのヨン様がやられていた役ね”と言われるのですが、日本でも大変人気のある方のやった役を舞台で私がさせていただくというのはプレッシャーはありますがとても光栄で、またとないチャンス。またタムドクという王は、王でありながらも他人の幸せを願ったり、誰ひとり傷つけたくないという思いが深く胸にあるところが共感が持てます」と語る。また悲しい宿命を負いながらタムドクを愛する女性キハを演じる桜乃彩音は「彼女の内に秘めた情熱を大切にして演じたい」、タムドクと同じ日に生まれ仲の良い幼少時代を過ごしながらも王位を争うことになる従兄弟ヨン・ホゲに扮する大空祐飛は「話題のこの作品が、踊りや歌が加わってどのようになるのかわくわくしております。ヨン・ホゲの人生を魅力的に表現できるよう作っていきたい」とそれぞれ語った。
演出を手掛けるのは、『エリザベート』『スカーレット ピンパーネル』などのヒット作を連発し、歌劇団内にとどまらず外部作品でも高い評価を受けている小池修一郎。彼が初めて挑む韓国ドラマの舞台化でどのような手腕を見せるのかも注目だが、24時間の物語を2時間にすることなどの難点をあげながらも「宝塚歌劇版として出演者の魅力、美しさ、かっこよさ、そして歌や踊りといったところから展開される愛のドラマという部分を前面に押し出して構成していきたい」と構想を語る。また主演の真飛に対しては「力強いヒーローは彼女の本来期待されている持ち味。と同時に細かいところにも大変気配りをした役づくりをするので、その剛直さと繊細さが縦糸と横糸になると大変面白い、具体的な人物像を作れるのではないか」と期待を寄せていた。
この日は出演者3名がコスチューム姿で登場、真飛が主題歌「チュシンの星のもとに生まれて」を披露したほか、桜乃が火を使ったイリュージョンを見せるなど幻想的なパフォーマンスも行い、作品への期待感を煽った。
公演は2009年1月1日(木)から2月2日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、2月13日(金)から3月22日(日)まで東京宝塚劇場にて行われる。チケットは兵庫公演は11月29日(土)、東京公演は1月11日(日)に一般発売開始。尚、@電子チケットぴあでは、兵庫公演の先行抽選販売「プレリザーブ」を11月4日(火)11:00より受付。
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