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先月25日に開幕したマッスルミュージカル最新作、2008秋冬公演『Magicarade(マジカレード)』のレッドカーペット公演が3日夜、渋谷マッスルシアターで開催された。この日の観客は招待客のみで、様々なジャンルから著名人が多数来場。陣内智則＆藤原紀香夫妻、船越英一郎＆松居一代夫妻、市川右近、田中健、西岡徳馬、佐藤弘道、中田大輔、魔裂斗、松井稼頭央らが、ドレスアップした装いでレッドカーペットを歩いた。またマジックを取り入れた公演ということで、本職のマギー審司、山上兄弟も応援(視察？)に駆けつけた。

『Magicarade』とは、“Magic（魔術）”と“Parade（パレード）”“Masquerade（仮面舞踏会）”を組み合わせた造語。マッスル史上初めてマジック・イリュージョンを取り入れ、人間が一瞬にして消えるといった大掛かりなものから観客全員参加のカードマジックまで、バラエティに富んだマジックが披露される。マッスルミュージカルの特徴であるパワフルさや肉体美に妖しく幻想的なムードが加わった異色作として、早くも注目を集めている。

観劇後、これまでもたびたびマッスルミュージカルを観劇しているという魔裂斗は「今までで一番面白い！」と絶賛。メジャーリーガーの松井稼頭央も「すごい！　言葉はいらないですね。出演のオファーが来たら？　いやぁ、僕なんて予選落ちです（笑）」と、パフォーマーの技量の高さに感服していた。夫婦揃ってマッスルミュージカルのファンという船越英一郎＆松居一代夫妻も、かつてない魅惑的なステージに興奮冷めやらぬ様子。掃除のプロとして知られる松居は、「あんなに跳んだり跳ねたりしたら舞台が汚れるだろうなあって(笑)。私にお手伝いできることがあったら……」と、助っ人宣言？ “マジック”なイメージにふさわしいメンズライクなハットとジャケットでキメた藤原紀香は、夫の陣内智則と仲良く観劇。来年1月に控える初ミュージカル『ドロウジー･シャペロン』出演にあたっても大いに刺激になった様子で、「マジックとマッスルの融合に意外性があってすごく楽しい！　魔法にかけられました」と、興奮気味に会場を後にした。本職のマジシャン、マギー審司は「こういう新しいものを見せられると、もっとなんかできそうだなって思いますよね」と、マジックのさらなる可能性に思いを馳せ、「自分のネタだったらどう笑いを織り込むかなって考えちゃいました」と、ダイレクトな刺激を受けたようだった。マジシャンをも唸らせ魔法にかけたマッスルミュージカル2008秋冬公演『Magicarade(マジカレード)』は12月14日（日）まで、東京・渋谷マッスルシアターで上演される。

取材・文：武田吏都

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