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お笑いタレントの桜塚やっくんが俳優・植田浩望の名義で初主演した映画『鎧 サムライゾンビ』の完成披露試写会が5日、都内で行われ、植田のほか、共演の夏目ナナ、いしだ壱成、坂口拓監督、北村龍平プロデューサーが舞台あいさつに登壇した。

映画は、逃亡中の強盗犯たちが呪われた土地に侵入したことでよみがえったサムライゾンビとの戦いを描くバイオレンス・アクション。植田、夏目、いしだの3人が強盗犯役を演じる。

おなじみの女装キャラ“スケバン恐子”ではなく、素顔で公の場に初登場した植田は「性転換しました。とうとうスッピンをさらすことになり、肩の荷が下りました」と笑顔であいさつ。映画では強盗犯のリーダー役でハードなアクションも披露しており、「出演の話を頂いた時、最初はレディースの役かなと思っていたら、男性でしかも素顔で出演と聞いて。これは大きなチャレンジだなと思った。新しい可能性を広げるチャンスです！」とうれしそうに語った。

もともと俳優を目指し、アクションをやりたかったという植田は、高校では体操部に入り、大学では日本大学芸術学部映画学科演技コースで学んでいたことを告白。「でも実際はなかなか難しいですね。監督のアドバイスを受けながらやってたんですけど、監督はすぐに話が脱線するんですよ。がっかりだよ！」と撮影を振り返った。

原案と脚本を務めた北村プロデューサーは「最近無難な映画が多いので、挑戦的な映画を作りたかった。そこで鎧を着たゾンビが出てきたら面白いかなと思い、血のりを1.5トンも使って、次から次へと首が飛ぶシーンを撮った」と熱くコメント。だが「本当は今日ここで、植田さんの素顔を初お披露目するはずだったのに、すでにドラマ（TBS系ドラマ『SCANDAL』）で素顔を出したらしくて…だまされたよ！」とがっかりした表情を見せると、植田は「そ、そうなんですけど…」と恐縮しきりだった。

『鎧 サムライゾンビ』
2009年新春、シアターN渋谷ほか全国順次ロードショー

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