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現在、東京と福岡の2都市で同時ロングランを行なっている劇団四季のミュージカル「ライオンキング」。1998年に東京・四季劇場[春]で日本初演を迎え、以来東京ではこれまで約10年間休むことなく上演。それと同時に、大阪、福岡、名古屋でも上演を行ない、どの劇場でも老若男女を問わず高い人気を誇り、大きな感動を巻き起こしてきた。そんなミュージカルの王者が、去る10月30日(木)の福岡シティ劇場での公演で通算公演回数6000回を達成。初演からわずか9年10ヶ月での達成は、もちろん日本演劇史上最速。日本演劇界においても想像すらできなかった快挙と言える。
6000回達成当日は、その快挙を祝うと共に、お客様へ感謝を伝えるべく特別カーテンコールが実施された。通常のカーテンコールが終わると、突然、客席にザズ(雲田隆弘)が登場。その後は、東京公演のスカーからお祝いメッセージが流れ、再び冒頭の「サークル・オブ・ライフ」の歌が始まると、6000回の看板を抱えた出演者たちが客席から登場。ステージ上で出演者によって記念看板が組み立てられると、客席から割れんばかりの拍手が。そして、スカー役の深水彰彦が「本日、ここ福岡公演で日本通算公演回数6000回を達成できたのは、ひとえに、この作品を愛し、育んでくださったお客様方のご支援の賜物と、動物、植物一同心より感謝申し上げます。これからも、一回一回の舞台を大切に、熱いサバンナの風を舞台にお届けできるよう、努めてまいります」と挨拶。客席からはいつまでも熱い拍手と歓声が続き、幕が下りては開き、下りては開きの繰り返しで、大充実の特別カーテンコールとなった。
会場となった福岡シティ劇場には、「6000th PERFORMANCE IN JAPAN 2008」と書かれた看板や階段が出現。帰りには記念写真を撮りつつ、感動の余韻に浸るお客様も多かった。
「ライオンキング」東京公演は、12月20日(土)にはいよいよ10周年という快挙も達成。そして福岡公演は、来年2月までの延長も決定と、ますます快調。日本のエンターテインメントの常識を根底から覆し、前人未到のロングラン記録を更新し続ける「ライオンキング」。これからも、この感動と衝撃の舞台から、決して目が離せないのだ。
取材・文:原田素子(チケットぴあ九州)
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