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宝塚歌劇月組「夢の浮橋」開幕!主演男役・瀬奈じゅんが魅せる源氏物語の世界
2008年11月10日 18時29分 [ミュージカル・ショー]
宝塚歌劇月組 ミュージカル『夢の浮橋』
源氏物語千年紀頌「夢の浮橋」より_瀬奈じゅん 撮影:小木野洋也

宝塚歌劇の2008年を締めくくる月組公演が今月7日に開幕した。演目は、源氏物語千年紀年に彩を添える和物ミュージカル『夢の浮橋』と、“熱”をテーマにしたダンシング・レビュー『Apasionado!!(アパショナード)』だ。

『夢の浮橋』は、源氏物語の中でも最終章である『宇治十帖』を舞台化した作品。匂宮(瀬奈じゅん)と、匂宮と兄弟のように育った薫(霧矢大夢)のふたりの貴公子、そしてそのふたりから思いを寄せられる浮舟(羽桜しずく)の切ない恋物語が当時の政治情勢と絡めて描かれる。

男役トップスターの瀬奈が演じる匂宮は、色好みの「プレイボーイ」。しかし、口説いた女は皆、姉・女一の宮の侍女として姉の世話をさせていたため、女たちは不満を募らせる。そんな中、薫が宇治で姫君を隠し住まわせていると聞いた匂宮が宇治へ赴くと、かつて薫が想いを寄せた大君に似た浮舟が囲われていた。一方、宮中では匂宮の兄で次期東宮候補と目されていた二の宮が候補から外れ、匂宮が自分の意思とは無関係に東宮候補になり…。

瀬奈は誰もがうっとりするほどの色気を放ち、匂宮を好演。それだけでなく、表には見せない薫や浮舟へ対する心情、自身の思い通りに生きられない悔しさを、確かな演技力で表現した。また、匂宮とは対照的に描かれるのが、誠実で常識的な薫だ。かつて愛した大君の面影を追い求め、浮舟を宇治に囲うこととなった薫。霧矢はそんな切ない想いを抱えた薫の”影”の部分を体現している。

第2部のショー『Apasionado!!(アパショナード)』は、スペイン語で“熱い”“情熱の男”を意味するように、燃え上がる恋や命を賭けた情熱など、様々な“熱”を具現化した作品だ。プロローグはイメージとは真逆の静寂の氷の世界から始まり、続く第2場では一転して情熱的なスパニッシュナンバーとダンスが展開される。ほか、瀬奈がかつての銀幕のプリンス、ルドルフ・ヴァレンチノが演じた役に扮して繰り広げるレビュー、ロケットダンス、燕尾姿の群舞…と熱のこもったシーンが次々と進んでいく。中でも、瀬奈以外の男役スターが女役として登場するシーンは見もの。南国に咲き誇るカラフルな花々となり、美を競い合う。蜜蜂の王となった瀬奈と、蘭の花の霧矢との熱いデュエットも必見だ。

これぞタカラヅカ! と言わんばかりの煌びやかで華々しいシーンの数々は圧巻。華やかだがしっとりと味わい深い『夢の浮橋』との組み合わせだからこそ、余計にその煌めきを感じられるのかもしれない。

宝塚歌劇月組公演『夢の浮橋』『Apasionado!!(アパショナード)』は、12月11日(木)まで宝塚大劇場、2009年1月3日(土)から2月8日(日)まで東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは、11月30日(日)より一般発売開始。尚、@電子チケットぴあでは、先行抽選販売「プレリザーブ」を11月20日(木)から実施する。

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