あなたが好きなタレントの
出演情報をメールでお知らせ♪

タレント ニュース

映 画

村上隆が映画製作に進出 第1作のテーマは“迷彩”+“少女”=“青春”!?
2008年11月10日 19時08分 [舞台挨拶]
会見に登壇した村上隆、監督のMr.(ミスター)、キャストら

現代美術家・村上隆氏が主宰するアーティスト集団“Kai kai KiKi”が映画事業を手掛けることになり、その第1弾となるショートフィルム『誰も死なない』の完成披露試写会が10日に都内で行われた。

試写会に先立って行われた会見で、村上氏は「20年間くらい考えてきた映画界を変えられるという期待と野心が湧きあがっている。映画という形を借りれば、オーディエンスに我々のメッセージが通じやすくなるのでは」と、このプロジェクトにかける並々ならない熱意を力説。「通常の映画産業と交流するつもりはない」と断言し、あくまで“表現方法のひとつとしての映画”というスタンスで製作に臨む意志を明らかにした。

今回の作品『誰も死なない』は、村上氏の弟子として活躍するMr.(ミスター)が監督を務め、チームを組んで擬似戦闘を行うサバイバルゲームが大好きな女の子5人組が、ライバルチームに惨敗した悔しさをバネにリベンジを誓う…というさわやかな青春ムービーになっている。萌え要素を取り入れた作品が海外で高い評価を受けるMr.(ミスター)のオタク的こだわりが作品の随所に盛り込まれ、特に劇中で少女たちが着用する迷彩服はMr.(ミスター)自身が柄を手書きで描き起こしてデザインしたという労作だ。「“戦争と死”が作品のテーマ。戦争をしない国・日本で、リアリティーがないということに注目してサバイバルゲームが浮かんできた」と語るMr.(ミスター)。海外の展覧会で上映された際には感動の涙を流す観客もいたというが、その反響に対して「爆笑してる人もいましたし、反応は大きかったと思う」と語り、「(コラボレーションなど)何でもやりたいと思っている。やりたいことはたくさんある」と、小説やマンガなど別媒体での展開も行っていくという本作への意欲を見せていた。

また、公開に合わせて展覧会「Mr.(ミスター)『誰も知らない』の世界展」も同時開催される。ポップアートの最前線を映画とともに楽しんでみてはいかがだろうか。

今後は2009年に村上隆自身が初メガホンを握った実写作品、2010年にはアニメ作品の発表が予定されている。世界的な知名度を誇るアート集団が放つ“映画界への挑戦状”に、これからも目が離せない。

『誰も死なない』
11月22日(土)より下北沢トリウッドにて公開

チケットぴあ

映画のニュース もっと見る

最新ニュース もっと見る