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志田未来が難役に挑戦、「『守る』という言葉は深くて大きな言葉」
2008年11月11日 12時00分 [舞台挨拶]
(左から)登壇した柳葉敏郎、志田未来、佐藤浩市、松田龍平

TVドラマや映画で大ヒットした『踊る大捜査線』シリーズの脚本を手がけ、映画『容疑者 室井慎次』では監督も務めた君塚良一が、これまでの警察関係者への取材を基に、容疑者家族の保護をテーマに作り上げた映画『誰も守ってくれない』。今年のモントリオール国際映画祭では、題材とドラマ性が評価され、最優秀脚本賞を受賞した本作の記者会見が10日、都内にて開催され、出演者の佐藤浩市、志田未来、松田龍平、柳葉敏郎、石田ゆり子、佐々木蔵之介、佐野史郎、そして君塚監督、プロデューサーの亀山千広氏が登壇した。

本作は、ある日突然、殺人犯の妹になってしまった少女・沙織(志田)が、刑事の詰問、母親の死、容赦なく追ってくるマスコミ、個人情報が流出するインターネットの掲示板といった追い寄せる不安と現代社会の非情さに流され、保護役の刑事(佐藤)とともに逃げ続けるという衝撃作。君塚監督は「『踊る大捜査線』シリーズで10年近く刑事を取材しながら知った結果できた作品。事件の裏に何が起きているのかをありのままに描いた」と語る。そんな殺人犯の妹という難役を演じたのは『14歳の母』で注目された志田。「『守る』という言葉が、すごく深くて大事で大きな言葉だということを学んだ。事件に関わった人の痛みや悲しみが描かれている映画です」と映画をアピールした。

今回の撮影で、君塚監督は、観客を映画の中の「場」に立ち会わせるため、セミドキュメンタリースタイルを採用。リハーサルなしでカメラの前で好きなように動いてもらい、手持ちカメラで追う。何度も同じカットを撮影したそうで、佐々木が「だいたい6テイクくらい」と言うと、監督が「佐々木さんは『20世紀少年』の撮影で忙しかったから6回。他の人たちはもっと多い」と返していた。

司会の笠井信輔フジテレビ・アナウンサーが「我々マスコミが襟を正すような中身というだけではなく、映画を観ながら家族のことを考えさせられる作品」と話すように、観た後に、自分自身や今の日本社会を考えさせられる作品に仕上がった本作。君塚監督の意欲作を、ぜひスクリーンで観てほしい。

『誰も守ってくれない』
2009年1月24日(土)全国公開

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