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日本を代表する映画祭のひとつ、第9回東京フィルメックスが、ことしも11月22日(土)に開幕される。今回は“映画の未来へ”と銘打ち、アジア・中東から寄せられた作品がそろうコンペティション部門や、世界の巨匠が参加したオムニバス映画『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』などが上映される特別招待作品、大ヒット作『南極物語』で名高い蔵原惟繕特集上映、移民100周年を記念したブラジルの奇才ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ特集と、どれも見逃せない作品ばかりが並ぶ充実のラインナップだ。
開幕を2日後に控えた19日には、プレイベントとして“映画祭は映画のミライをアカルクする”と題したトークショーが都内で行われ、ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)の代表を務める俳優の別所哲也と本映画祭ディレクターの林加奈子氏が出席した。
まず別所が「(直前に)プレイベントやってるなんて余裕って感じですよね」と切り込むと、林ディレクターは「実は(上映用の)プリントまだ全部届いていません」といきなりの内情暴露。ふたりとも世界的に知られる映画祭に長年関わってきた経験から、開催に関わる裏話や秘話は語りきれないほどあるようで、林ディレクターが「自らイバラの道」と別所を評すと、別所も「10年、あっという間でしたね」と振り返りながら、ことしのアカデミー賞で脚本賞を受賞した『JUNO/ジュノ』を例に挙げ、「同じ方向を向いている人たちの交流の場って、実はなかなか無いんですよ。映画祭だとそれが生まれる。『JUNO/ジュノ』のオープニングのアニメは、SSFFで出会った人たちと作ったんです」と映画祭の果たす役割について熱くトークを交わしていた。
林ディレクターが「映画祭の醍醐味は、監督とのQ&A。学生に毛が生えたような人が、Q&Aが終わると監督の顔になっている。どんどんプロフェッショナルになっていくのを間近で見られるのはすごくうれしいことです」と映画祭に関わる喜びを語れば、別所も「バラバラな立場の人たちが好きな映画について話しているのがすごくステキに見えた。それで映画祭をやりたいと思ったんです」と、SSFF立ち上げのきっかけになったサンダンス映画祭の思い出を披露し、来場者たちも貴重なエピソードに熱心に耳を傾けていた。
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