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現在開催中の第9回東京フィルメックスで、「坂井真紀の魅力を語る」と題されたトークイベントが24日に行われた。これはコンペティション部門に選出されている坂井の主演作『ノン子36歳(家事手伝い)』の上映に先立って行われた企画。この日は、坂井のほか、『青春★金属バット』『フリージア』に続いて彼女を作品に起用した熊切和嘉監督、スペシャルゲストとして「ファブリーズ」のCMで坂井と夫婦役で共演し、熊切監督とも親交の深い寺島進が駆け付け、和やかなムードの中でイベントが行われた。
開口一番、坂井は「魅力なんてとんでもない。このイベントのタイトルは恥ずかしいです」と照れながらコメント。本人はこう言うが、30代半ばを迎えた近年の彼女の活躍は目覚ましい。『赤い文化住宅の初子』『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』『ビルと動物園』など、タイプも役柄的にも全く違う作品に次々と出演。今の彼女は映画界で確かな存在感を放っている。その彼女の魅力を、この日登壇した熊切監督も寺島も、現場で毎回体感している様子。「見た目は華奢なんですけど、役柄に全身全霊でぶつかってくる。そのパワーがすごい。あと、思い切り笑った顔が魅力的」と熊切監督が語れば、ゲストの寺島も「真っすぐでウソがない人。だから、信頼して芝居ができる。現場で脚本とか読み合わせていても、通じ合っている感触があって。僕のグチもよく聞いてもらっています(笑)」と、女優・坂井真紀を絶賛した。
また、熊切監督は、同作が坂井を主役に想定しての映画だったそうで、「過去に2度ご一緒させていただいていますが、ようやく密接にがっつり組めた感じです」と喜びを告白。これを受け、坂井は「監督はシャイで、これまではふたりきりで話すことがなかなかできなかった。でも今回は脚本についていろいろとふたりで語ることができてうれしかった」と笑顔で応え、今回演じたのぶ子についても「30代女性のありのままの感情や姿を出せるよう挑みました」と語り、充実の表情を見せた。最後に、寺島が「僕と坂井さんが夫婦役で、監督が熊切さんで近い将来、一本映画を作りたいですね」と語ると、一同同感。坂井が「誰か資金を提供してくれる人いませんか(笑)」と言い、会場が爆笑に包まれる中、トークイベントは終了した。
同作は、バツイチで実家に出戻り、親もさじをなげるヒロインの心模様にスポットを当てた女性映画。
『ノン子36歳(家事手伝い)』
12月20日(土)より、銀座シネパトスほかにてロードショー
取材・文・撮影:水上賢治
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