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金髪のボンド=ダニエル・クレイグを主演に迎えた新生007シリーズの新作として世界中で記録的なヒットを飛ばしている『007/慰めの報酬』が来年1月24日(土)より日本で公開される。そこで、25日に主演のクレイグ、ボンド・ガールを演じたオルガ・キュリレンコらが来日。都内で記者会見を行った。これまで以上にハードな撮影を乗り越えたキャスト・スタッフたちの間には堅い結束が出来上がっているようで、会見中のチームワークも抜群。終始、なごやかなムードの会見となった。
多数の報道陣が詰めかけた会見場に姿を現したクレイグは「東京に戻ってこられてハッピーです」とにこやかにあいさつ。今作では前作『007/カジノ・ロワイヤル』で愛する女を失ったボンドの“その後”が描かれるが、クレイグは「これはボンドが復讐を求める話ではないんだ。これは真実を追求する話であり、彼が愛した女性を『本当に愛していたのか?』と考える。自分自身を見出す旅なんだ」と解説。劇中に登場するハードなアクション場面は俳優たちが可能な限りスタントを使わずに演じているが、キュリレンコは「6か月間、毎日ハードなトレーニングを受けました。今ではスタントウーマンもできるほどです」とコメント。すかさず隣に座っていたクレイグが「アザもたくさん作ったしね」と彼女をねぎらう。
すると、記者のひとりが「過酷な撮影の中で“慰め”になったのはどんなことですか?」と質問。本作のプロデューサーのバーバラ・ブロッコリ氏が「お客様の素晴らしい反応を見ることですね」と優等生的な回答を返すと、マーク・フォースター監督が「バーバラ、本当は“ダニエルがシャツを脱いだ時”が一番の慰めだろ?」とジョークを飛ばし、ブロッコリ氏が「その慰めはもうちょっとあっても良かったわ」と絶妙な掛け合いを見せ、会場は笑いに包まれた。
今回、メガホンをとったフォースター監督は『チョコレート』や『主人公は僕だった』など人間ドラマの演出で高い評価を受けている監督だが「初のアクション映画だからできるだけアクションを入れてやろうという気持ちがありました。前作『カジノロワイヤル』はボンドの映画の中で最も成功をした作品だから大きなプレッシャーがありましたが、実際に撮影に入ると、そんなことは忘れて今までと同じようにキャラクターに集中して撮影しました」とコメント。前作に引き続き、脚本に『クラッシュ』『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家ポール・ハギス氏を起用するなど、アクションはもちろん“人間ドラマとしてのボンド映画”にも期待がもてそうだ。
最後にクレイグは「美しくアクション満載の感情を揺さぶる映画です。それに初期の1960年代のボンド映画に回帰しているようなところもあるので、その辺りも楽しんでもらえればと思います」とあいさつ。「来年1月24日をお楽しみに」と作品の完成度に自信を見せた。
『007/慰めの報酬』
2009年1月24日(土)より丸の内ルーブルほか全国ロードショー
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