タレントweeker

11月22日、全米で『24』シリーズの最新作となる『24：リデンプション』が放映された。それに先駆け、11月19日にNYで行われたプレミアにはジャック・バウアーを演じるキーファー・サザーランドをはじめ、『リデンプション』で重要な役を担うロバート・カーライル（『トレインスポッティング』）やジョン・ボイト（『真夜中のカーボーイ』）ら出演者たちがそろって参加した。

今回の舞台はアフリカで、午後3時から5時の2時間が描かれている。アメリカを離れアフリカへやってきたジャックを迎えたのは、古くからの友人で、この地で戦争孤児の面倒を見ているベントン（カーライル）。だが、子供たちの様子に異変を感じたジャックは、チルドレン・ソルジャーを育て上げる組織の存在を知る。同じころ、ワシントンDCでは、アメリカ初の女性大統領の就任式典が行われようとしていた。その時、遠いアフリカでのクーデター勃発の報を受け、ワシントンは揺れはじめる。

『リデンプション』は昨年まで放送されていたシーズン6と、来年1月にアメリカで放送されるシーズン7の間に存在するエピソードとなっている。ジャックがどのような事件に携わり、再びアメリカへ戻ってくるのだろうか。キーファーやロバート・カーライルの出演シーンはアフリカでほとんど撮影され、臨場感溢れるシーンが満載だ。今後、映画化も計画されていることもあり、エグゼクティブ・プロデューサーも務めるキーファーは『リデンプション』の出来にかなり神経をとがらせていたらしい。すでにシーズン7の撮影も山場を迎え、「かなりの手応えを感じている」と語った。プレミアでは、本編の上映が終わり、シーズン7の予告が流れると多くの観客から「早く続きを！」との声が出ていた。

折しも、来年1月はアメリカ初の黒人大統領バラク・オバマ氏が就任することもあり、女性大統領の誕生で幕を開けるシーズン7は恰好のタイミングといえるだろう。

『24』シーズン6.5とも言える『24：リデンプション』は来年3月19日発売（レンタル同時）予定。日本のファンはしばしお待ちを！

取材・文：平井伊都子

『24：リデンプション』DVD
2009年3月19日発売予定
(C)2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights