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受賞作品発表! 今年は異例の3作品選出【東京フィルメックス】
2008年12月01日 17時00分 [映画祭]
受賞者および審査員たち

第9回東京フィルメックスの最終日である11月30日、閉会式に先立ってグランプリと審査員特別賞の受賞者らによる記者会見が行われた。

今回のグランプリは、ドキュメンタリーをアニメーションで表現した『バシールとワルツを』。審査員特別賞には中国の貧しい姉妹を描いた『木のない山』と、中国の地方都市に暮らす人々をとらえたドキュメンタリー『サバイバル・ソング』が選ばれた。

審査委員長の野上照代氏によると、審査ではまずこの3作品がスムーズに決まり、そこから議論が続いたという。『バシールとワルツを』については、審査員のひとりで映画評論家のイザベル・レニエ氏が「新しい映画言語を発明しつつ、観客にインパクトを与えている」と評価。『木のない山』『サバイバル・ソング』についても、野上氏は「愛情にあふれていて、終わりに行くにつれて子どもの成長していく姿が感動的」、ソン・イルゴン監督は「人間の持つすべての感情が描かれている」と作品を評していた。

会見に出席した受賞者たちはそれぞれ喜びを語り、監督が帰国の途についているため、代表で出席した『バシールとワルツを』のアニメーション監督ヨニ・グッドマン氏は「この賞を映画の製作中に生まれた子どもたちにささげたい。将来彼らがこの映画を見て、『こんなことはウソだろう、ありえない』といえるような世界になってほしいと願います」とコメント。『木のない山』のソヨン・キム監督は「取材があるからと呼ばれただけで、こんなことになっているとは。光栄に思い、驚いています」と語り、既に帰国している『サバイバル・ソング』のユー・グァンイー監督からは「私の映画を気に入ってくださった心の温かい日本の皆さんに感謝します。こうして賞をもらえるとは感無量です。これから一層の努力を重ねていい映画を撮っていきたい」という受賞の言葉が寄せられた。

今回日本人監督作品で惜しくも受賞を逃したが、『ノン子36歳(家事手伝い)』について、香港の俳優レオン・カーファイ氏が「俳優の演技が素晴らしいと思いました」と話せば、サンパウロ映画祭の代表を務めるレオン・カーコフ氏が『PASSION』について「非常にいい映画」と語り、海外の映画人たちにも強い印象を残していたことが明らかになった。

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