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新たな才能の発掘を目指し、17日間に渡って新宿・シアターアプルで開催された“東京劇団フェス'08”。12月14日に閉幕を迎え、グランプリの発表と表彰式が行われ、賞金100万円が授与された。
この東京劇団フェス'08は、北は北海道から南は沖縄まで、全国7都市から地元で話題の選りすぐりの8劇団が一堂に会して公演を行い、観客と審査員による投票でグランプリを決定する観客参加型の演劇フェスティバル。第1回となる今回は、劇団イナダ組(北海道)、白A(仙台)、とくお組(東京)、InnocentSphere(東京)、劇団あおきりみかん(名古屋)、スクエア(大阪)、グレコローマンスタイル(福岡)、TEAM SPOT JUMBLE(沖縄)が参加。各劇団が自信作を披露し、個性あふれる充実した内容となった。
グランプリの選出は、観客からの5段階評価の平均値と、主催各社(株式会社アミューズ、サンライズプロモーション東京、ぴあ株式会社)、協力のニッポン放送ら総勢12名の審査員の投票で決定。栄えある第1回のグランプリは、北海道代表・劇団イナダ組の「コバルトにいさん」が受賞した。
これを受け、審査員から「劇団イナダ組の作品は、作品そのものがもつ客席に訴えかける力が、セット、役者の力、脚本の構成力等、今回出された8劇団の作品の中では頭ひとつ抜け出ていた。が、各劇団僅差で非常にレベルの高い表現のバトルだった。演劇の東京一極集中などと言われるが、そんなことは全然無い。これだけ面白い、個性的な方々が日本中に居て、ひとつの劇場で表現を出し合ったということに感動しました」と総評が発表され、最後は「演劇は、役者が生の身体をさらして、皆様にお見せする、1回しかないその日そのものの芸術。これを伝えていくのは観客席の皆さんの言葉です。言葉から言葉へ、劇団の良さを広く日本中に伝えていただければ、このフェスティバルの意義がさらに高まると思います」と観客へのメッセージで締めくくられた。
<グランプリを受賞した劇団イナダ組主宰 イナダ氏からの受賞コメント>「本当にウチが優勝なんて驚きです。17年間、続けてきた甲斐がありました。みなさんにもっと派手でお客を意識した芝居を作ると思われていたらしく、そのギャップが良かったんじゃなかと…。意外と地味な芝居なんですわ。この劇団フェスに参加し、やはり色々な土地の方々と交流できたんが面白かった。ホテルが同じだったので、お互いの部屋に行き酒を飲んだ。そしてどの土地の劇団も抱えてる悩みは同じだと思いました」
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劇団あおきりみかん
劇団イナダ組
劇団InnocentSphere
グレコローマンスタイル
白A
スクエア
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