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佐藤浩市が新成人にエール送るも「こんなオヤジになるとは」と思わず自嘲
2009年01月13日 14時10分 [舞台挨拶]
新成人に囲まれた佐藤浩市

容疑者家族の保護をテーマに、ある日突然殺人者の妹になってしまった15歳の少女と彼女を守ることを命じられた刑事の息をのむ逃避行を描いた社会派エンターテインメント『誰も守ってくれない』の特別試写会が12日、都内で行われ、主演の佐藤浩市が舞台あいさつに登壇。この日、成人式を迎えた平成生まれの新成人たちとティーチインを行い、ビール片手に人生の先輩として若者たちにエールを送った。

20歳でドラマに初出演し、俳優デビューを飾った佐藤は「とってもふらちな男でしたね。当時はまだ日本全体にも余裕があって、フラフラしてるのも罪じゃなかった」と振り返り、晴れ着の女性客を見つけ「皆さん成人式に出席されたんですね。僕ですか? 出るわけないでしょ! 当時は成人式に出るのがカッコよくなかったですから」と世代の違いを実感する一幕も。新成人から人生のアドバイスを求められると「アドバイスは…ないです!」と笑いを誘ったが、「人生には節目節目にいい出会いがあるもの。僕自身も人との出会いに随分助けられた。まさか自分がこんなステレオタイプなことを言うオヤジになるとは思わなかったですけどね」と自嘲しながらも、自らの人生論を語っていた。

また、デビュー当時に共演した今は亡き大先輩、若山富三郎から「おめぇ、気持ちができてねぇだろ。便所に入ってろ」と撮影中にダメ出しされたエピソードを明かし、「とりあえずトイレにこもったんですが、気持ちの作り方なんて分かんなかったんで」と笑いながらコメント。しかし、そんな先輩の厳しい言葉が今は糧になっているとし「今は怒る姿勢を持つのが難しい時代ですが、僕も(後輩らに対し)少し怖い人になった方がいいのかな」と語り、最後に今回主演した『誰も守ってくれない』について「人を守るという言葉の意味を改めて考え直すきっかけになった。こんな時代だからこそ、皆さんがどう感じてくれるか興味がある」とアピールした。

『誰も守ってくれない』
1月24日(土)全国東宝系ロードショー

取材・文・撮影:内田涼

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