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雑誌「ぴあ」調査による2009年1月9日、10日公開の映画の満足度ランキングは、禅の教えを説いた鎌倉時代の僧、道元の生涯を描いた『禅 ZEN』がトップに輝いた。2位にダンスに青春をかける若者たちの物語『2STEPS!』、3位に及川光博が映画初主演を務めたSFドラマ『クローンは故郷をめざす』が入った。(映画満足度ランキング表)

1位の『禅 ZEN』の上映劇場は年配の観客が多く見られ「人間の本質が見事に表現されている」「中村勘太郎の自然な演技がとても良い」「大人が楽しめる映画」と上映後は数多くの好評が寄せられた。年末年始は子供や若者をターゲットにした作品が多く公開されたが、本作は久々に登場した年配の観客を魅了する作品といってよいかもしれない。その一方で観客からは「これからの日本を背負っていくような若い人に観てほしい」との声もあがっており、今後、幅広い層が劇場を訪れることが期待される。

2位の『2STEPS!』は人気ミュージカル『テニスの王子様』のスタッフ・キャストが映画にチャレンジする“キラキラMOVIES”シリーズの1作。劇場は『禅 ZEN』とは対照的に若い女性客が圧倒的に多く「ダンスシーンに迫力があって楽しめた」「登場人物の設定や経歴も細かく説明されるので映画の世界に入り込みやすかった」「面白いシーンも満載で最後まで飽きることなく観た」などのコメントが寄せられた。本シリーズは今後『花ゲリラ』(1月24日公開)、『新宿区歌舞伎町保育園』(1月31日公開)の公開が予定されているが、多くの観客が「次の作品も観たい」とコメントしていたのが印象的だった。

その他、1月10日からは先日死去したポール・ニューマンがナレーションを務めた動物ドキュメンタリー『ミーアキャット』や、『皇帝ペンギン』の監督が少女とキツネの交流を描く感動作『きつねと私の12か月』などが公開されている。

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(本ランキングは、2009年1月9日(金)、10日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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