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俳優の古田新太、堤真一、高岡早紀、脚本家の宮藤官九郎らが、14日、都内で劇団☆新感線の最新作「いのうえ歌舞伎・壊
コント色の強い“ネタもの”、音楽性にこだわった“新感線R”シリーズなど、毛色の異なる様々な作品を送り出す新感線だが、近年特に力を入れているのが、歴史や神話をモチーフにした時代活劇“いのうえ歌舞伎”。今までも座付作家・中島かずきによる脚本で数々の名作を生み出してきたが、今回は“いのうえ歌舞伎”第2章と題し、脚本を宮藤官九郎に依頼した。「(台本を読んで)思っていた以上に(“いのうえ歌舞伎”がいい意味で)壊れてた。まさに壊<Punk>!」と演出のいのうえひでのりは語り、宮藤の脚本に早くも惚れ込んでいる様子。
また、本作は古田新太俳優生活25周年と銘打ち行われ、主演を務める古田を祝福するかのように集まった超豪華キャストも話題だ。「昨日の夜、台本を読みまして大笑いしました。宮藤くんは僕をそういう風に見てたのね?」と、のっけから笑いを交えて話す堤真一は、本作では極悪非道の悪人の設定。「悪人というイメージよりも、(台本で堤の役柄の)やることやることに対するショック? ま、あまり言うとネタばれになってしまうので、ま、ネタばれって言ってる時点で“ネタもの”ってことなんですがね」と、堤が会場の爆笑をさらうと、宮藤も「(悪人の)“悪”という皆さんの価値観すら壊します。悪意ですね」と応戦。また、高岡早紀から「今までの新感線の歌舞伎のイメージとはガラっと変わっていて……」、勝地涼から「女か男か定かではない役で……」と困惑気味の感想も飛び出し、それらを苦笑しながら聞いていた宮藤は「(脚本の)謝罪会見ですか(笑)!?」と言う場面も。主演で今回善人役に扮する古田はそんな場の雰囲気も察してか、「みんな、本のこと壊れてるとか言ってますけど、結構いい話ですからね! 最後ちょっと切なくなる感じで、そこは安心してください」と、役柄同様しっかりとフォローを入れていた。
スケール感の大きい“いのうえ歌舞伎”に「同じ街から(登場人物が)出ない、こぢんまりとしたスペクタクルのなさ」が魅力という宮藤官九郎テイストをかけあわせた本作は、3月11日(水)から4月12日(日)に東京・赤坂ACTシアター、4月21日(火)から5月7日(木)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。東京公演のチケットは1月24日(土)に、大阪公演のチケットは3月1日(日)に一般発売開始。なお、東京公演は、1/22(木)11:00までプレリザーブ2次を受付中なので、ぜひお見逃しなく!
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