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春風亭小朝&加護亜依が男女の訳アリ人生を……!?
2009年01月16日 18時45分 [演劇その他]
「春風亭小朝奮闘公演」稽古風景
撮影:山本潮

春風亭小朝と加護亜依の、ちょっとアブナい企みを目撃するために、15日、稽古場を訪ねた。1月27日(火)からル テアトル銀座 by PARCOで行われる「春風亭小朝奮闘公演 in ル テアトル銀座」の第1部は、『男と女の3つの秘め事』と題された、3つのショートストーリーからなるオムニバスのふたり芝居。ふたりが楽しげにリハーサルするその芝居の中身は、ドキッとするセリフもたっぷりだが、ふんわりと温かい手触りだった。

稽古場に入ると、小さな椅子がふたつが置かれているだけ。スタッフも数人だけの、静かなレッスンルームだ。演出も兼ねる小朝が小さく合図を出して、稽古がスタートする。第1のストーリーは、地方の市民会館で寒いコンサートをさせられる落ちぶれたアイドルと、融通の利かないマネージャーのお話。加護のアイドルっぷりが面白い。「きのこの山」を頼んだのに、「たけのこの里」を買ってきたマネにおかんむりで、「もう歌わない、帰る」とワガママ連発。際どいセリフもたっぷりで、「どんな女もヤっちゃえば同じってことでしょ」とか「1000万円のギャラで脱いじゃおうか」とか、もう言いたい放題なのだが、いつもの加護亜依らしい、小動物っぽくケタケタ笑うあの声、あの表情で演じると、芝居はコミカルに弾んで、芸能界の裏話めいた臭みはゼロになる。改めて、得なキャラクターだと認識した。

小朝は、加護の暴走キャラを巧みにサポート。さすがは一流落語家のセリフの間合いで、あるときは冷静に突っ込み、あるときはオーバーにリアクションし、リズムとテンポのキープが巧みだ。加護が安心して委ねているのがよくわかる。

第2ストーリーは女子アナとその上司、第3ストーリーはセレブ男と看護婦。どれも、男と女の訳アリ人生をポップに、ちょっぴり切なく、温かく描いていて楽しい。男と女の訳あり人生を描くのに、今、小朝と加護亜依ほどの適任コンビがいるだろうか。

3つの芝居を軽く通し稽古した後、ダメ出しも反省も一切なく、いきなりおやつタイムに突入し、ぷるぷるゼリーを小朝と加護が食べ始めた。加護は「おいしー!」と満面の笑顔だ。この稽古場はこれでいい。このリラックスした雰囲気こそが大事なのだ。おやつタイムの導入も、演出家・春風亭小朝の計算あってこそではなかろうか。稽古場を出ると外は寒かったが、今までいたレッスンルームはぽかぽかと暖かかった。「春風亭小朝奮闘公演 in ル テアトル銀座」公演は1月27日(火)から2月1日(日)まで。チケットは現在発売中。なお、第2部は小朝の独演会が行われる。

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