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妻夫木聡が『感染列島』への出演を決めたセリフとは?
2009年01月19日 10時50分 [舞台挨拶]
(左から)瀬々敬久監督、国仲涼子、藤竜也、妻夫木聡、檀れい、カンニング竹山、ダンテ・カーヴァー

新型ウイルスの感染拡大(パンデミック)を前に、医師たちの戦いとパニックに陥る人々の葛藤を描いた『感染列島』の初日舞台あいさつが17日、都内で行われ、主演の妻夫木聡、檀れい、藤竜也、国仲涼子、カンニング竹山、ダンテ・カーヴァー、そして瀬々敬久監督が登壇した。

初日を迎え、喜びと寂しさをかみしめる妻夫木は「ただ危機をあおるだけのパニック・ムービーなら、出たくないなという気持ちがあった」と告白。そんな妻夫木を後押ししたのは、鳥インフルエンザ問題の権威である大学教授役の藤が発する「(人間は)ウイルスと共存することができないものかな」というセリフだった。妻夫木は「このセリフを読んだ瞬間、ウイルスも一つの命で、もしかしたら人間こそが地球にとってのウイルスなんじゃないかという考えが生まれた。命の共存という深いテーマ性に共感できたからこそ、今回、ウイルスと戦う救命救急士を演じることができた」と語った。

一方、世界保健機関(WHO)から派遣されたメディカル・オフィサーを演じた檀も「『たとえ明日地球が滅びようとも、君は今日リンゴの木を植える』という言葉に深く感銘を受けた」とコメント。「この言葉があったからこそ、この作品に必死に取り組むことができた。どんな暗闇にでも、いつか明るい希望がくる。そんな、前に進んでいく力って本当に素晴らしいと感じた」と語り、客席からは温かな拍手が送られた。

舞台あいさつ終了後、客席に登場したのは横3メートル、縦1.25メートルの巨大なマスク。これを見た妻夫木が「意外と小さいですね。ギネスに申請するって聞いたんで、もっとスゴイのかと思ってた」と苦笑する一幕もあったが、再び客席に向かって「いま見失いがちな大切なものに気付くきっかけにしてほしい。命というものを考える意識改革になれば、本当にうれしい」と力強いメッセージを送った。

『感染列島』
公開中

取材・文・撮影:内田涼

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