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玉木宏、北川景子らが挑む戦争アクション大作が完成間近
2009年01月23日 14時00分 [邦画]

太平洋戦争末期の戦場を舞台に、潜水艦に乗り込んだ者たちの壮絶な戦いを描く大作『真夏のオリオン』が間もなく完成を迎えることを記念して、22日に都内で製作報告会見が行われた。

本作は戦争アクション小説として人気の高い池上司の『雷撃深度一九・五』を、作家・福井晴敏が大胆に脚色した物語を基に描かれるが、福井は冒頭に本作は自作の映画化である『ローレライ』や『亡国のイージス』とは位相の異なる作品だと説明。「昨年末から世界中がえらいことになってしまいました。こういう時に戦争の時代を描いて現代に問う事って何かな?と考えた時に、潜水艦に乗った人が『どう生き抜いたのか?』を主に描いてみたいと思った」と本作の意図を語り、「1945年の話なんですけど、過去の話を作ったつもりはありません」とコメントした。

主演の玉木宏が演じるのは、知略をつくしてアメリカ海軍と戦う潜水艦の艦長・倉本。広島・呉市で実物の潜水艦を見学したり、“艦長心得”を学んで撮影に臨んだという玉木は「倉本はどんな状況にあってもブレない男。僕らの同じ世代よりも精神的に優れている気がしました。撮影中はずっと潜水艦のセットの中だったので、ずっと『外に出たい!』と思って撮影してましたね」と当時を振り返る。一方、北川景子は潜水艦には乗り込まないが、戦時中と現代をつなぐ重要な役どころである女性二役を演じる。「単なる戦争映画の枠におさまりきらない若者たちの強さとたくましさが描かれている」と本作への参加を決めた北川は、言葉使いや所作など、戦時中の女性を演じる苦労が多かったようだが、衣装ではいたモンペについては「すこぶる良かったですね」とコメント。「できればモンペで生活したいぐらい」と笑顔を見せた。

劇中では別の戦艦に乗っているか、戦艦内でも別の部屋にいるため、出席した俳優たちが顔を合わせて共演するシーンは少なかったとのことだが、篠原哲雄監督が「同じ艦内で戦っている人たち、同じ戦争で戦っている人たちの結束感と敬意を描きたかった」とコメントした通り、会見中もキャスト陣は最後まで息のあったところを見せ、繰り返し「この映画は“生きるために戦う”者たちの物語」だと訴えていた。

本作は現在、ポストプロダクションの最終段階を迎えており、2月に完成予定。6月13日(土)より全国公開される。

『真夏のオリオン』
6月13日(土)より全国ロードショー

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