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雑誌「ぴあ」調査による2009年1月24日公開の映画の満足度ランキングは、アーティスト松山千春の自伝を基にした青春ストーリー『旅立ち〜足寄より〜』がトップに輝いた。2位に佐藤浩市、志田未来主演の人間ドラマ『誰も守ってくれない』、3位に警察犯罪のタブーに挑んだ195分の大作『ポチの告白』が入った。(映画満足度ランキング表)

1位の『旅立ち〜足寄より〜』は北海道で活動する19歳の歌手・松山千春を主人公にした物語。「彼の人間性や生きざまが映画から伝わってくる」「内容はファンであれば知っている話だけど映画化されたことはうれしい」など、松山千春のファンから評価が高いのはもちろん、「松山千春はあまり聴いたことがないが、映画祭で観て気に入ったので来た」という観客や、「主演の大東俊介がハマリ役」と絶賛の声が寄せられるなど、青春映画としての完成度の高さに評価を与える観客が多かった。

2位の『誰も守ってくれない』は『踊る大捜査線』シリーズの脚本を手がけた君塚良一監督が、ある日“犯罪者の妹”になってしまった少女と、彼女を保護することになった刑事を主人公に描いた作品。シリアスな内容だけに上映後の観客も作品に高評価を与えると同時に「“加害者家族の保護”という新しいテーマに挑んだ作品で考えさせられた」「実際のニュースを見る際にこの映画を思い出し、これまでと違う考えを抱くかもしれない」など、作品の内容について深く考えている様子がうかがえた。

その他、1月24日からは全世界で大ヒットを記録したアクション大作『007／慰めの報酬』や、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが『タイタニック』以来の共演を果たした『レボリューショナリー・ロード／燃え尽きるまで』などが公開されている。

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(本ランキングは、2009年1月24日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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