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「誰もが経験し共感できる物語」ブラッド・ピットが最新作を語る
2009年01月28日 15時35分 [洋画]
来日記者会見を行ったデビッド・フィンチャー監督とブラッド・ピット

年を重ねるごとに若返っていく男ベンジャミン・バトンの生涯を描く感動作『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』が間もなく日本公開で公開されるのを記念して、監督のデビッド・フィンチャーと、主演のブラッド・ピットが来日し、28日に都内で記者会見を行った。

来月発表される第81回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など最多13部門にノミネートされている本作だが、フィンチャー監督は「ノミネートされたことは素晴らしいことだと思うけど、映画と映画を比較するというのはとても奇妙なことだと思っている」とコメント。ピットは「この作品はハリウッドの古典的な映画であると同時に、未来を指し示す作品でもあるんだ」と本作の完成度の高さを誇った。

劇中でピットが演じるベンジャミンは老人の姿として誕生し、時を重ねるごとに若返っていくがフィンチャー監督はこの複雑な役について「内面は6歳でも外見は老人というふうに“内”と“外”が違うという表現は難しかった。しかし、ブラッドとじっくりと話し合ってリサーチする時間の余裕があったのがうれしかった」と振り返る。一方、ピットは「“時の流れ”というのは生きている人間なら誰でも経験すること。誰でも初恋をするし、愛する人の死に出会う。だから決して演じるのは困難ではなかった。人間が普遍的に共有する人生の段階を訪ねていくことは楽しかったし、それはみなさんが共感できることだと思う」と語った。

『セブン』『ファイト・クラブ』に続いて3度目のコラボレーションとなるふたりだけに、相手の会話にさりげなくフォローを入れたり、ボトルの水を相手のグラスについで渡すなど、コンビネーションと信頼関係は抜群。ピットは劇中で描かれるベンジャミンと恋人デイジーの恋愛について「愛というものは必ず終わりが来る。それは変えられないこと」とコメントしながらも、「とはいえ、フィンチャーとの別れは永遠に来ないな」と笑顔でコメント。この発言にフィンチャー監督が笑顔を見せると、ピットは「あと3本の映画を作る予定があるから。それが済んだら4本目だな」と満面の笑みで語った。

会見の最後には、妻であるアンジェリーナ・ジョリーと子供たちとともに来日にしたピットが「で、今度は俺から質問なんだけど、子供も大人も楽しめる場所がこの近くにあるかな?」と報道陣に逆質問。「日本食のおいしいレストランも教えてほしい」と語るなど、久々の来日を満喫している様子だった。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
2月7日(土)より全国ロードショー

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