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映画『20世紀少年＜第2章＞最後の希望』の初日舞台あいさつが31日、都内で行われ、主演の豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、ユースケ・サンタマリア、小池栄子、木南晴夏、そして堤幸彦監督が登壇した。

今回公開された第2章は、前作でケンヂが行方不明になった惨劇“血のおおみそか”から15年後の世界を舞台に、危険人物として収監されていたオッチョ（豊川）をはじめ、ユキジ（常盤）、ヨシツネ（香川）らが、“ともだち”と名乗る支配者の正体を探る物語。豊川の「前作とはまったく毛色の違う作品に仕上がった」という言葉通り、最終章に向けた伏線があちこちに張り巡らされたサスペンス色の強い一作だ。

唐沢から主演をバトンタッチされた豊川は「この作品が日本映画の新たなエンターテインメントの分岐点になることを祈っています」と自信満々の表情で語り、「今日は唐沢さんがいないので、地味な舞台あいさつですけど、またヤツも帰って来ると思うんで、よろしくお願いします」と超満員の客席をわかせた。

一方、ユキジ役の常盤は「またここから“20世紀祭り”を始められることを幸せに思います。第3章までぜひ盛り上げてください！」とファンにアピール。また約3000人の中からオーディションでカンナ役に大抜擢された平は、今回起用されなければ女優引退も考えていたそうで「皆さんの大好きなカンナ役をやらせていただきまして本当にありがとうございました」と目に涙を浮かべ、ファンから熱い声援を受けていた。

『20世紀少年＜第2章＞最後の希望』
公開中

取材・文・撮影：内田涼

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