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関西弁も濡れ場も封印! 安田章大が歌舞伎を題材にした意欲作で初座長に
2009年02月03日 17時33分 [演劇]
舞台「カゴツルベ」製作発表
藤澤恵麻

関ジャニ∞の安田章大、藤澤恵麻、風間俊介、西岡徳馬、作・演出の毛利亘宏らが、2日、都内で舞台「カゴツルベ」の製作発表を行った。

この「カゴツルベ」は、歌舞伎の世話物の名作『籠釣瓶花街酔醒』を原案にしたもの。美しい花魁・八ツ橋に魅せられ入れあげた田舎ものの主人公・次郎左衛門が、花魁に愛想尽かしをされたことから、家宝の妖刀・籠釣瓶で彼女を殺してしまうという物語。華やかな色街で人間の暗部が描かれていくという対比はそのままに、毛利は愛想尽かしのきっかけを金の切れ目が縁の切れ目とするなど現代的なアレンジも加える。

この日、ギンガムチェックのシャツに蝶ネクタイといういでたちで現れた安田は、青山劇場での初座長という大役が決まったときの気持ちを「まさか! マネージャーさん、勘違いちゃいますか? と思うくらいビックリ」と、茶目っ気たっぷりに話す。緊張よりもむしろこの大役を楽しむ気持ちが強いようで「(今回は)心の中が難しいキャラクターなので、幕が開くまでに次郎左衛門の人物をしっかり厚くできれば」と、真摯に語っていた。また、ラフな関西弁での語り口が魅力の安田だが「『お芝居は標準語』と子供の頃から思っている」そうで、次郎左衛門に尽くす治六役の風間も「(安田は)お芝居に入った瞬間に、(関西弁の)イントネーションが(標準語に)直る」と、その集中力に舌を巻いていた。

すでに稽古は始まっており、「あとは徳馬さんをお迎えしたら、いつでも30人単位でお食事に連れてっていただける(笑)」と、若手からのラブコールも飛ぶ西岡徳馬は八ツ橋の情夫・栄之丞役。演出家から“濡れ場封印”の声を聞いた西岡は「吉原の話をやるのに、濡れ場がないわけがない! 全編濡れ場ですよ!」とチョイ悪ぶりを発揮し、周囲を笑わせていた。また「うその世界で生きながらも、まことの心を持っている人々の姿を見て欲しい」と自身の役柄・八ツ橋について真剣に語る藤澤を見て、西岡は「藤澤さんはこの芝居が終わったら、シャロン・ストーンみたいになってるよ! 安田くんは…ジョニー・デップかな?」と、勢いのある若手にベテランも刺激を受けているようだった。

演出の毛利によると、本作は「ミュージカルではないが、かなりのショー・シーンもあり、ダイナミックな作品」になるとのこと。公演は3月16日(月)から31日(火)に東京・青山劇場、4月16日(木)から19日(日)にNHK大阪ホールにて行われる。チケットは2月7日(土)に一般発売開始。なお、3月24日(火)14:00に追加公演も決定している。

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