タレントweeker

クエンティン・タランティーノ製作総指揮のアクション映画『ヘルライド』と、本作の公開に合わせて企画された特集上映『燃やせ！　俺たちの70's ジャパニーズ・グラインドハウス魂！』の上映劇場に4日、俳優の梅宮辰夫が登場し、トークショーを行った。

トークショー当日、レイト上映されたのは梅宮が主演した1970年製作のアクション映画『不良番長　一攫千金』。梅宮は二枚目スターとしてデビュー後、今回上映された“不良番長シリーズ”をはじめ、“帝王シリーズ”、“夜の歌謡シリーズ”などヒット作を連発。『シンボル・ロック』など、自身が担当した主題歌も人気を集め、夜の銀座では知らぬ者はいないプレイボーイぶりを発揮していた。しかし、そんな梅宮も「“番長”としてこんな場に立つのは久しぶりだよ。今は“梅宮アンナのパパ”か“百々果のおじいちゃん”と言われるばっかりだからねぇ」と今ではすっかり“良きパパ”の顔に。

しかし、荒くれ者の中年バイカーたちの抗争を描く『ヘルライド』のことに話が及ぶと「この映画はみんな見るからにうさんくさくて、誰を応援すればいいんだ？って感じだよね」と笑顔を見せながらも、「俺ももう70歳でいつまでも“番長”なんて言ってられないけど、この映画観たらみんなオッサンで『俺もまだまだアリかな』って思ったよ」と、すっかり“番長”の顔に戻っていた。

『ヘルライド』
シアターN渋谷、銀座シネパトスほかにて公開中
特集上映『燃やせ！　俺たちの70's ジャパニーズ・グラインドハウス魂！』
2月22日(日)まで銀座シネパトスにて開催中

• 『ヘルライド』 作品情報
• 日本映画の熱き魂が再び！　異色の特集上映が東京・銀座で開催