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満を持して瀬奈じゅんが黄泉の帝王・トートに挑む、宝塚月組版『エリザベート』
2009年02月10日 14時16分 [ミュージカル・ショー]
『エリザベート』製作発表
右:瀬奈じゅん、左:凪七瑠海

宝塚歌劇月組公演『エリザベート−愛と死の輪舞(ロンド)−』の制作発表が2月9日、都内にて行われた。宝塚歌劇の中でも屈指の人気作で、初演は1996年の雪組公演、今回は2年ぶり7度目の上演。19世紀末に実在したオーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベートの生涯を、架空の存在である黄泉の帝王トート(死)との愛憎を軸に描き出す物語。会見には月組主演男役の瀬奈じゅん、宙組の凪七瑠海(なぎな るうみ)らが出席した。

2002年花組公演ではエリザベート暗殺犯ルキーニ、2005年月組公演ではヒロイン・エリザベートを演じてきた瀬奈じゅんが、満を持して主役であるトート役に挑む。歴代のスターたちがそれぞれの個性を活かしたトート像を作りあげてきたが、演出の小池修一郎は「瀬奈じゅんのトートはやはり“パッション”。“死”として必要な超越した存在感は、スターのカリスマ性として十分持っているので、エリザベートに恋焦がれる恋の煩悶をどうみせてくれるか」と期待を寄せる。この日の瀬奈は銀髪に少し赤い筋を入れ、深い赤紫の衣裳で登場。テーマ曲「愛と死の輪舞」と、エリザベートとのデュエット曲「私が踊る時」を瀬奈らしい熱を秘めたパフォーマンスで魅せた。瀬奈は「トートは男役にとって憧れの役。私も2役(ルキーニとエリザベート)をやったからにはやりたいなと思っていました。私らしいトートを作り出したい」と意気込みを語った。

エリザベート役には入団6年目、宙組若手男役スターの凪七瑠海が大抜擢。小池曰く「男役女役をとわず4百何十人の生徒を(対象に)皆でずいぶん考えた」結果の登用だが、「歌の力に加え、エリザベートには生命力ある美しさが必要であるということ、そして意外性を伴った新鮮さを持つキャスティングが良いのではと考えた。凪七は主席で歌劇団に入団して、その時から音楽的な力も高い評価を持っていました。また、瀬奈が本当に顔が小さくプロポーションが良いのですが、凪七も顔が小さいので並んでもバランスが良い。そこで彼女を呼びオーディションをやったところその結果が大変良かった」と抜擢の理由を語る。その凪七は「一度でいいから出てみたいと思っていた大好きな作品。ただただ先生方、そして瀬奈さんに死ぬ気でついていきたい」と控えめに話したが、歌唱披露では伸びやかな歌声を聴かせ、堂々とエリザベートに扮していた。

またこの日はそのほかの主要キャストも発表され、皇帝フランツ・ヨーゼフ役に霧矢大夢(きりや ひろむ)、ルイジ・ルキーニ役に龍真咲(りゅう まさき)、ルドルフ皇太子役は遼河(りょうが)はるひ、青樹泉(あおき いずみ)、明日海(あすみ)りおがトリプルキャストで演じる。公演は5月22日(金)から6月22日(月)に兵庫・宝塚大劇場、7月10日(金)から8月9日(日)に東京宝塚劇場にて。チケットは兵庫公演は4月18日(土)、東京公演は6月7日(日)に一般発売開始。

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