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最凶の極悪ヤンキーを兄に持ってしまったために、苦悩する内気な高校生・三郎の受難を描いた大ヒットコミックを、TVドラマ化に続いて映画化した『激情版　エリートヤンキー三郎』。本作の公開を前に16日、都内で完成披露試写会が開催され、主演の石黒英雄をはじめ、キャスト陣が登壇した。

TVドラマ版に続いて三郎役を務める石黒は「まさか映画になるとは思ってもいませんでした。ドラマ以上にパワフルな作品に仕上がっています」と笑顔であいさつ。同じくTVドラマ版からの続投となる小沢仁志、小沢和義は三郎の兄である17歳、16歳の極悪ヤンキー役での出演。司会者が役の年齢を紹介すると「年齢を言わなくていいんだよ！」とドスの効いた声でツッコむも、小沢和義は「40歳を超えて特攻服を着ることになってしまいまして」と照れ笑いを見せた。

竹内力が「CGと特殊造形を使ってスゴくバカな映画を作ってます。漫画を大きなスクリーンで観る感じで楽しんでもらえるとうれしい」と語り、石黒が「ものスゴい刺激的で何が正解なのかわからない作品」と語るほど、強烈なキャラクターが続々と登場する本作。『地獄甲子園』や『ババアゾーン』など強烈なギャグ映画で知られる山口雄大監督は「漫画ともTVドラマとも似つかない別の『エリートヤンキー三郎』に仕上げたつもりです」と作品の完成度に自信を見せつつも、作品の見どころについて聞かれると「竹内力さんの歌と、小沢兄弟の幼稚園児姿です！」と回答。この他にもTVドラマ版では放送できなかった過激なネタも多数登場するそうで、果たしてどんな作品に仕上がっているのか、今から公開が待ちどおしいところだ。

『激情版　エリートヤンキー三郎』
2月28日(土)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー

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