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東京を舞台に、罠に落ちた日米ハーフの殺し屋ジョン・レインの死闘を描くサスペンス『レイン・フォール/雨の牙』。CIAを敵に回し、暴力団とも戦うハメになる主人公の奔走はスリリングで、“監視が網の目のように張り巡らされた東京”というリアリティのある設定も見どころだ。そんな本作は、バリー・アイスラーの小説「雨の牙」に基づいたもの。3年半を日本で生活し、現在も東京に長期滞在している、このベストセラー作家に話を聞いた。
単刀直入に映画を見た感想を聞くと、「素晴らしかった!」との返事が。「スクリーンで自分が作ったキャラクターを見るのは面白いですね。見ていて“やった!”と思った瞬間が何度かありました。もちろん映画と小説は違いますが、それも含めて楽しみました」
原作のファンがどう受け止めるのか、気になるのはレインの年齢が原作より低いこと。小説のレインはベトナム戦争に出征した過去があるが、椎名桔平扮する主人公はこれより若い。しかしアイスラーは、「適切な変更」と語る。「原作を書いたのが1997年で、10年以上経っていますからね。今の話として映画にするなら、レインの新しいバックボーンを創造するべきでしょう。『007』だってダニエル・クレイグにボンド役が変わったときは非難の声があがりましたよね。でも、私としては髪の毛の色はどうでもいいし、仮に坊主頭でもいい(笑)。本質さえとらえていれば」
たどたどしいながらも誠実に日本語で答えを返してくれるアイスラーは東京、とりわけ下町が大好きだという。
「最初に日本に来たときは千石に住んでいたんです。柔道を習うために講道館に通いたかったので。友人には『どうして麻布や六本木のような外国人が住みやすい街に住まないのか?』とよく言われました(笑)。でも下町は静かで落ち着くんですよね。今は妻が日本に不慣れなので、元麻布に住んでますが、東京は東側の街が好きですね」
取材・文:相馬学
『レイン・フォール/雨の牙』
4月24日、全国松竹系にて公開
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