タレントweeker

圧倒的なアクション描写で映画ファン、格闘ファンを魅了したタイ映画『マッハ』と『トムヤムクン』のスタッフが手がける最新アクション作『チョコレート・ファイター』が5月23日(土)より公開される。ひと足先に公開されたタイやイギリスでは主人公を演じた少女ジージャーの、体を張ったアクションが話題を呼んだが、日本公開を前にシネマぴあが劇中の“生傷映像”を入手した。

『チョコレート・ファイター』はアクションのビデオを観ただけで、その技を習得できる能力を持つ少女ゼンが、母からすべてを奪ったマフィアに闘いを挑むというもの。劇中には数々のバトル・シーンが用意されているため、製作陣は並外れた身体能力を持つテコンドー選手のジージャーを主演に抜擢。彼女は本作のために4年間もの血のにじむような猛特訓をこなし、撮影に挑んだという。

この度、公開された“生傷映像”では、主人公ゼンが多数の男たちを素早い攻撃で次々と倒していく場面や、壁、鉄製のロッカー、手すり、電線など、さまざまなアイテムを駆使して相手を沈めていくアクロバティックな場面が登場。その瞬発力と柔軟性は圧倒的で、ジージャーが、『燃えよドラゴン』のアンジェラ・マオや、志穂美悦子に続く、本格的な女性アクション・スターとして世界中の映画ファンを魅了することは間違いないだろう。また、すべてのシーンをノースタントで行ったため、撮影中にジージャーが負傷するアクシデントの瞬間を捉えた貴重な映像も公開されている。

さらに本作には主人公ゼンの父マサシ役で阿部寛が出演しているのも見逃せない。日本だけでなくアジアでも強い人気を誇り、古武道の心得もある阿部は今回公開された“生傷映像”で、目にもとまらぬ速さで相手を斬りつけていく華麗なソードアクションを披露。劇中では主人公と生き別れになった父との熱いドラマも描かれており、そちらも注目したいところだ。

ちなみに本作は13日(金)より行われる「大阪アジアン映画祭 2009」のオープニング作品に決定しており、13日(金)には監督のプラッチャー・ピンゲーオの舞台あいさつも予定されている。神技アクションを次々と繰り出す史上最強のヒロインの闘いを描く『チョコレート・ファイター』は今後、さらなる話題を呼ぶことになりそうだ。

『チョコレート・ファイター』
5月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

• 『チョコレート・ファイター』 作品情報&生傷映像
• 「大阪アジアン映画祭 2009」 公式サイト