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日本での人気が急上昇中の韓国2大スター、ソ・ジソブとカン・ジファンがダブル主演を果たした映画『映画は映画だ』のプレミア試写会が7日、都内で行われ、上映後の舞台あいさつにジファンが登壇した。

映画は、暴力的でプライドが高い映画俳優スタ（ジファン）の誘いに乗ったヤクザのガンペ（ジソブ）が、映画俳優になりたいという長年の夢を実現させる異色のアクションドラマ。韓国映画界の鬼才、キム・ギドクが原案と製作を手掛け、彼の助監督を務めてきたチャン・フン監督が長編デビューを飾った作品。

ドラマ『がんばれ！クムスン』『京城スキャンダル』などでブレークしたジファンは、ドラマで築き上げた優しく端正なイメージを捨て、型破りな映画俳優を体当たりで熱演。共演したジソブとともに第29回青龍映画賞新人男優賞を受賞している。ジファンは「本格的な映画出演とあって、決断するまでにはいろいろ悩んだが、以前から男らしい役柄を演じたかったし、本当にスタという男を気に入ったので」と出演を決めた理由を話し、非常にタイトだったという撮影スケジュールについては「なかなか思うような演技ができず、自分でも未熟だなと思う部分もある」と少し恥ずかしそうな表情を浮かべる一幕もあった。

性格こそ違うものの、映画の中で自分と同じ“俳優”という職業を演じたジファンは「僕自身が俳優なので、少なからずスタの気持ちが理解できる。一見華やかな職業ですが、つらいこと、悲しいこともある。でも今はホームページに書き込まれる、皆さんのメッセージを読むのが励みになっています」と、客席を埋め尽くした1000人を超えるファンに対し感謝を述べる一方、「いま韓国では『花より男子』のF4が大人気。僕も若い彼らに負けないように頑張ります。F4には決して負けません（笑）」と宣言したほか、日本語で「僕だけを見て！」と猛アピールし、ファンの心をわしづかみにしていた。

『映画は映画だ』
3月14日（土）より、シネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー

取材・文・撮影：内田涼

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