タレントweeker

『砂と霧の家』などを手掛け、世界的に高い評価を得ているヴァディム・パールマン監督の最新作『ダイアナの選択』が3月14日（土）より公開される。これに先立ち、特別試写会が9日、都内で開催され、タレントの川島なお美がゲストとして登場しトークショーを行った。

17歳の高校生・ダイアナ（エヴァン・レイチェル・ウッド）とモーリーン（エヴァ・アムーリ）が通う高校で、銃の乱射事件が発生。犯行に及んだのは、クラスメートのマイケル（ジョン・マガロ）だった。ダイアナとモーリーンに銃口を向けた彼は「どちらかひとりを殺す」と宣言。「私を殺して！」と叫ぶモーリーンの横で、ダイアナは「私を殺さないで」とつぶやく…。32歳になったダイアナ（ユマ・サーマン）が、あの日の自分の“選択”に対して悩み続けながら、自分のあるべき姿を模索していく物語。

生と死の象徴として劇中に多く登場する“花”をイメージしたという華やかなドレス姿で登場した川島は、「興味深いのは、個性的で繊細なダイアナを、ふたりの女優が演じていること。私はユマの大ファンですが、強い女性から繊細な女性まで演じられる幅の広さに感心します」とコメント。主人公のダイアナが、過去と未来のそれぞれに思いを馳せる心境が描かれているため、フラッシュバック、フラッシュフォワードの手法が多く使われているが、すでに鑑賞したと話す川島は「1回見ただけでは到達できない“何か”があります。恋人と見るよりも、女性の友達同士で見た方がいろいろと考えることがあっていいかもしれませんよ」と作品をPRした。

映画のタイトルにちなみ、「過去最大の選択は？」と聞かれた川島は、「最近、大きな選択をしました。今のダンナ様を選んだことです」と、2月1日に入籍したシェフパティシエ・鎧塚俊彦氏の名前を挙げた。新婚生活について記者から質問が飛ぶ中、「これまでの人生で2、3度結婚を考えたことがあるけど、ここまで待ってよかったです。今は本当に幸せで、彼の作るスイーツよりも甘い生活を送っています。私にしか感じられない甘さでしょうね（笑）」とおのろけ全開。鎧塚氏から贈られたハリーウィンストンの婚約指輪と結婚指輪をかざしつつ、「リングの値段は内緒ですが、円高になっているこの2月に入籍するという“選択”も正解でした（笑）。おばあちゃんになったときに、『この選択（結婚）をしてよかったなぁ』って思えるように生きていきたいです」と最後まで笑顔を絶やさなかった。

『ダイアナの選択』
3月14日（土）より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

取材・文・撮影：大小田真

• 『ダイアナの選択』作品情報