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伊藤淳史、天国の弟に捧げる“逆鱗”ラストライブ!!
2009年03月10日 11時29分 [舞台挨拶]
バンドリーダー/ベースの伊藤淳史

伊坂幸太郎の原作を、中村義洋監督が映画化するという『アヒルと鴨のコインロッカー』のゴールデンコンビが再びタッグを組んだ話題作『フィッシュストーリー』の公開を記念し、9日、渋谷O-Eastで「プレミア試写イベントfeaturing逆鱗」と題されたスペシャルイベントが開催され、劇中に登場するパンクバンド“逆鱗”が熱いテンションで演奏した。

“逆鱗”は、伊藤淳史(リーダー/ベース)、高良健吾(ボーカル)、渋川清彦(ドラム)、大川内利充(ギター)で結成された劇中バンドで、先月には映画の世界を飛び出し、斉藤和義プロデュースでCDデビューも果たした注目アーティスト。当日は、リーダーである伊藤淳史の実弟で、俳優の伊藤隆大さんの訃報が飛び込むという緊急事態で、ライブ開催が危ぶまれたが、本番のステージには伊藤を含めた4人のメンバーが勢ぞろいし、『何も無い』『長崎は今日も雨だった』、そして『FISH STORY』の全3曲を生披露した。

普段と変わらぬ明るさでライブを盛り上げてきた伊藤だったが、最後の曲を前に「完全に個人的なこと」としながらも、実弟の急死に触れ「皆さんにはいろいろとご心配をおかけしてしまって」とコメント。この日で一旦活動を休止する逆鱗のラストライブを、天国の弟に捧げるかのように「今日ここに集まってくれた方々に僕たちの思いを伝えたい。そして、これから生まれてくる人たち、天国にいる人にも……」としっかりした口調で語る伊藤の姿に、会場に集まった約500人のファンからは暖かい拍手が巻き起こった。

映画の中では1975年、時代を先取りし過ぎたパンクバンド“逆鱗”が最後にレコーディングした楽曲『FISH STORY』が、時空を越えて2012年の彗星衝突を食い止めるという設定。この日の彼らの演奏が、天国に旅立った伊藤隆大さんにも届くことを祈りたい。

『フィッシュストーリー』
3月20日(金・祝)より、シネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田涼

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