タレントweeker

1999年から2年間にわたって雑誌「ビッグコミックスピリッツ」（小学館刊）に連載された同名漫画を映画化した『昴―スバル―』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、主演の黒木メイサ、Ara、佐野光来、前田健らが舞台あいさつに登場した。

双子の弟に先立たれ、孤独にさいなまれていた宮本すばる（黒木）は、小劇場のオーナー・日比野五十鈴（桃井かおり）にダンスの才能を見いだされる。幼いころ、弟とともにあこがれていたバレエダンサーへの道を歩みだした彼女は、上海で開催されるコンクールへの出場を決意。幼なじみでありながらライバルとなった真奈（佐野）や、実力者・リズ（Ara）との勝負に挑む。

劇中で華麗なダンスを披露する黒木だが、マイクを手にすると「実はわたし、バレエの経験はまったくなかったんです。撮影が終わり、レッスンをしなくなったら5キロも体重が増えちゃいました（笑）」と衝撃の告白を。それでも、クランクアップから約2年を経て公開されることについての感想を聞かれると、「ほかの作品が公開されるときよりも緊張するし、うれしさも多いですね。この作品を通じて、バレエって本当に感動的なものだということを知りました。この素晴らしさは世代を超えて伝わると思います。皆さん、ぜひ心を“無”にして映画を見てくださいね」とPRした。

この日の舞台あいさつには、主題歌「faraway」を手掛けた倖田來未も応援に駆け付けた。黒木に激励の花束を手渡した倖田は「映像で見ていても『すっごいキレイな人やなぁ…』って思っていたけど、実物はもっとすごい！　同じ女性としてあこがれちゃいますね。隣に立つのがイヤやわぁ〜（笑）」と黒木の美ぼうを絶賛。一方、ややぎこちなく緊張した様子で倖田の隣に立った黒木は、「倖田さん、めちゃくちゃいいにおいがするんですよ（笑）。照れちゃって、目を合わせられないです…」と赤面していた。

『昴―スバル―』
3月20日（金・祝）より、全国ロードショー

取材・文・撮影：大小田真

• 『昴―スバル―』作品情報
• 黒木メイサ主演『昴―スバル―』会見で桃井節が炸裂！