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「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」オフシアター・コンペティション部門でグランプリに輝いた『SR サイタマノラッパー』が14日、公開初日を迎え、入江悠監督、出演者らによる舞台あいさつが行われた。
本作は、埼玉県の田舎で暮らしながらラッパーを夢見る若者たちの姿を描いた青春ヒップホップ映画。公開前の評判の高さと、“ゆうばりグランプリ”の効果もあり、上映劇場となった池袋シネマ・ロサは超満員。多数の立ち見客を入れるも、あまりの混雑に劇場に入ることができない観客が出るほどの盛況で、当劇場のレイトショー初日動員記録を更新した。上映後に登壇した入江監督は観客がギッシリと詰まった客席に驚きつつ「こんなにお客さんに来ていただいて…すごいうれしいです」と満面の笑みを見せ、主演の駒木根隆介、ヒロインを演じたみひろらキャスト陣が登場すると、客席から割れんばかりの拍手が起こった。
しかし、入江監督は「この映画がダメなら転職しようと思っていた」と語り、主演の駒木根は「最初の撮影は監督と僕とカメラマンさんの3人しかいなかった」と撮影時を振り返る。またヒップホップバンド“P.O.P ORCHeSTRA”のメンバーで、本作にも出演している上鈴木伯周は「監督に誘われて、軽い気持ちで『じゃ手伝うわ』って言ったら、2007年のクリスマスを監督の家で男3人で過ごすことになって。“ありがとう”なんだか“このヤロー”なんだか」と笑顔で製作時の秘話を披露した。
その後は劇中に登場するヒップホップグループ“SHO-GUNG”のライブが行われ、アンコールの声がかかり、予定になかった曲まで披露したが、客席からの歓声が止まないため、最後に入江監督が「終電が危ない人は帰ってください」とあいさつしてようやく舞台あいさつが終了した。
たった3人で撮影を始めた本作は、ゆうばり映画祭、都内公開と着実に観客を増やしており、今後、どれだけの観客を集めることができるのか注目したい。
『SR サイタマノラッパー』
池袋シネマ・ロサほか全国順次公開中
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