タレント ニュース
演 劇

京都を拠点に活動する劇団、ヨーロッパ企画の最新公演『ボス・イン・ザ・スカイ』が5月からスタートする。3月20日に東京カルチャーカルチャーで行われたトークと映像のイベント『夜のヨーロッパ企画』で、彼らがサービス精神満載の楽しい企画で観客を沸かせるとともに、新作公演のアピールを行った。
そのコメディセンスと独特な世界観で人気上昇中のヨーロッパ企画、東京では久々のイベントとあって満員御礼。出演は主宰・上田誠をはじめ、本多力、中川晴樹、土佐和成、山脇唯の計5名。会場は飲食スタイルのイベントハウスとあって、壇上の彼らもビールを飲んだりとかなりラフで楽しい雰囲気に。
イベントでは、ヨーロッパ企画の映像イベント『ショートショートムービーフェスティバル』の傾向と対策を練るものや、劇団員の秘蔵写真を見せるものなど、劇団員たちの素顔が垣間見れる楽しい企画が続く。また、上田が中学生時代に作った自作ゲームを楽しむ『ゲームの鬼』はこの日一番の盛り上がりに。突然テンションが上がる上田の様子と、少しひき気味の劇団メンバーの様が笑いを誘った。
ひと通り盛り上がった後は、次回公演『ボス・イン・ザ・スカイ』の公演告知へ。タイトルの通り“空の上にいるボス”、魔王に戦いを挑む人々の姿を描いた、ゲームやファンタジーの世界を題材にした作品だとか。まずは山脇が監督した公演PVが流され、それは普通の日常にいる人々が冒険(?)に出かけるといった感のもの。上田曰く「ファンタジーを題材にしつつ、ゲームを好きな僕の当時の感じやその気持ち悪さ、または今のファンタジーを取り巻く状況を見据えて、僕らの身の丈にあったファンタジーをやりたい」とのこと。続いて現在大阪にいるメンバーからも映像でコメントが寄せられた。「(東京は円形劇場のため)お客さんにお尻を見せないように頑張りたい」「塔の上へ昇って行くような感じだというが大丈夫か」と劇団員から好き勝手なコメントが続出。上田が「……これ、放送して大丈夫だったんでしょうか」と若干苦笑する雰囲気にも。終わってみれば、観客を楽しませつつ、彼らの世界観が色濃く出た内容に。観た人は次回公演への期待も高まったに違いない。
4月からは東京MXテレビでレギュラー番組がスタート、秋には彼らの作品を映画化した本広克行監督作品『曲がれ! スプーン』の公開も控えているヨーロッパ企画。“旬”の勢いをぜひ、劇場で体感して欲しい。
ヨーロッパ企画最新作『ボス・イン・ザ・スカイ』は5月9日(土)の滋賀公演(プレビュー公演)を皮切りに、京都、広島、福岡、兵庫、東京にて行われる。東京公演は6月17日(水)から28日(日)まで青山円形劇場にて。チケットは福岡公演が3月28日(土)、兵庫・東京公演が4月4日(土)に一般発売開始。その他は現在発売中。尚、@電子チケットぴあでは、東京公演3月31日(火)11:00まで、福岡公演3月26日(木)11:00まで・兵庫公演4月2日(木)11:00まで先行抽選販売を受付中。
取材・文:川口有紀
関連リンク(外部リンク)
関連タレント
演劇のニュース もっと見る
-
演 劇
2022年07月15日 19時00分 更新「とんでもなく面白い」 舞台『ヒトラーを画家にする話』まもなく開幕へ -
演 劇
2022年07月15日 18時55分 更新ミュージカル『春のめざめ』開幕、抑圧の中で芽吹く性の行方 -
演 劇
2022年07月15日 18時50分 更新「今年は今年の面白さ」 KAATキッズ・プログラムが今年も開幕へ -
演 劇
2022年07月13日 13時00分 更新乃木坂46の久保史緒里が決して“笑わない”花魁役に -
演 劇
2022年07月12日 10時00分 更新円神・山田恭「翼を授かって自信に変えたい」、白鳥雄介の新作で