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木村大作監督、誕生日を変更するため区役所へ【沖縄国際映画祭】
2009年03月25日 18時50分 [映画祭]
木村大作監督、香川照之

22日に閉幕した沖縄国際映画祭のクロージング作品として、木村大作監督の『剱岳 点の記』が上映され、木村監督、香川照之によるレッドカーペットセレモニーと舞台あいさつが行われた。

冒頭でマイクを渡された木村監督は「マイクはいらないんですよ、僕は」と言い、マイクを離して大声で「この映画を観ていただいた後に、必ず何かを感じてもらえるはずだと私たちは思っています」とあいさつ。

前人未到と言われる剣岳を実際に登って撮影に挑んだ香川は、「200日以上の撮影期間をかけた。僕の人生の中で一番つらい作品」と語り、「オーバーでなく、キャストもスタッフもすべてを賭けた作品。西田敏行さんに『金をかけてる映画は他にもあるけど、命を賭けてる映画はない』と言われた」というエピソードも披露。その、本作に賭けた思いの強さに、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

実際に測量隊が剱岳に登頂したのは101年前の7月13日で、これは監督の誕生日にあたる。本作のクライマックスにあたる登頂シーンも最初、この日に撮影が決行されたが撮ることができず、17日に再度撮影を試み、通常は4時間かけて登るところを3時間で登頂、無事クランクアップした。このため、監督は「7月17日を俺の誕生日に変える」と宣言、区役所に行ったが、「名前を変えることはできても誕生日は変えられない」と言われそう。「こういうエピソードがたくさんあるので、これからの宣伝キャンペーンでひとつひとつ話していきたい」と香川は笑いながら話していた。

劇場は通路にまで人が座る状態で、それを見た木村監督が「空いている座席に座らせなさい」と劇場スタッフに自ら叫ぶ一幕もあり、映画と観客への、監督の熱い思いが伝わるクロージング上映となった。

『剱岳 点の記』
6月20日(土)全国ロードショー

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