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3月27日に開幕する、井上芳雄、新納慎也、彩乃かなみによる舞台｢Triangle〜ルームシェアのススメ〜｣。初日に先立ち、26日、東京・PARCO劇場にて囲み取材が行われた。

ミュージカル界のプリンスと称される井上芳雄、同じく大作ミュージカル常連の新納慎也、元宝塚月組娘役トップスターの彩乃かなみという3人の若手実力派俳優による三人芝居。脚本を手掛けるのは、演劇界でひっぱりだこ、近年では映画『ガチ☆ボーイ』の原作を担当するなど映像分野でも注目されている蓬莱竜太、演出はベテランの宮田慶子。普段ストレートプレイで活躍する作・演出チームのもとに、ミュージカル界で活躍する若手スターが集った。作品は、小説家の卵(井上)のもとへ、ミュージシャンを目指す隣人(新納)とその幼なじみ(彩乃)が転がり込んできたことから始まる、男女3人が織りなすミュージカルだ。

ショーステージと銘打つ本作は、歌とダンスと物語が溶け込んだ新感覚のエンターテインメントで、井上は「音楽の入り方がひとひねりしてあったり、ちょっと今までに観たことがないような形のものではありますが、肩の力を抜いて楽しめるステージ。正解がない（新しい）形を、みんなで探りながら作りあげる作業が楽しかった」と語る。新納も「ミュージカルが苦手だという人たちにぜひ、こういう作品もあると知ってほしい。これを観ると、ミュージカルも悪くないのかなって思えると思います」と、作品の魅力を力説した。

紅一点となる彩乃は、これが宝塚退団後初舞台となる。「今、すごく楽しい。稽古が終わるのも寂しい寂しいと言っていたんです」と新しいスタートを心の底から楽しんでいる様子。また「PARCO劇場というのは（昔から）新しいことの発信地だったってお聞きしていました。この新しい作品でPARCOの舞台に立てるということを光栄に思っています」と語った。

ミュージカル界の若手筆頭株の3人が作り上げる、新しいスタイルのミュージカル｢Triangle〜ルームシェアのススメ〜｣は3月27日(金)より4月19日(日)まで東京・PARCO劇場にて、その後4月25日(土)・26日(日)に大阪厚生年金会館 ウェルシティ大阪 芸術ホール、4月28日(火)に福岡市民会館 大ホールにて行われる。チケットは現在発売中。

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