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松本幸四郎、感無量……孫・四代目松本金太郎の初舞台製作発表で
2009年04月22日 17時35分 [演劇]
『門出祝寿獅子』四代目松本金太郎初舞台 製作発表
『門出祝寿獅子』四代目松本金太郎初舞台 製作発表

2010年から始まる改築工事のため、現在“さよなら公演”を行っている東京・歌舞伎座。この6月興行『門出祝寿連獅子』で、市川染五郎の長男・藤間齋が四代目松本金太郎を名乗り初舞台を踏むことになり、4月22日、製作発表が行われた。松本金太郎の名跡は当代松本幸四郎、当代市川染五郎の初名でもあり、幸四郎家ゆかりの幼名。

父・染五郎に手を引かれて会見場に入ってきた四代目松本金太郎は、2005年3月27日生まれ、先月4歳になったばかり。「まつもときんたろうです。よろしくおねがいします」と可愛らしく挨拶をし、約1時間にわたる会見のあいだも行儀よくしていたものの、記者たちからの質問には無言で大きな目をキョトンとさせるばかり。とはいえ緊張の風情はなく、大物俳優の片鱗を覗かせた。祖父の松本幸四郎も「こうやって黙っておりますのも芸のひとつかもしれません(笑)。皆様方の視線を引きつけているのかも。この沈思黙考が非常に不気味さを感じさせますから、なかなかしたたかな役者になるんじゃないかな(笑)」と語った。

当人と反対に緊張を見せていたのが、父・染五郎。「今の歌舞伎座で初舞台を踏ませて頂くのは、この上ない幸せ。なんとか皆様にきっちりとしたものをお見せできるように、指導をしていきたい」と気を引き締める。現在の金太郎の様子は「幸いにして、芝居を観たり、家でビデオを見ながらお芝居ごっこをしたりするのが好きなようです。化粧や衣裳を着るのを嫌がったりは、まったくしない」とのこと。初舞台の演目となる『連獅子』については、「ひとつ、ふたつくらいの時から連獅子の真似事をしていた。2歳頃にはちょっと長めのショールをヘアバンドで頭に巻いて“毛振り”をやってまして、去年には浅草の仲見世で毛が売っているのを見てその場から離れなくなってしまい、購入しました」と、本人お気に入りの演目であることを明かした。

金太郎の愛らしさに、終始微笑ましい雰囲気で進んだ会見だったが、幸四郎が「今日3人で皆様の前にいること、なくなる(現)歌舞伎座で3人で舞台に立てることは、自分の中では大げさにいえば奇跡に近い。60年間役者をやってきたのも、『ラ・マンチャの男』や『勧進帳』を1000回やってきたのも、今日の日のためのような気がします。高麗屋の新たな門出です」と感極まる一幕も。その「歌舞伎座さよなら公演 歌舞伎座六月大歌舞伎」は、6月3日(水)から27日(土)まで、東京・歌舞伎座にて行われる。四代目松本金太郎の初舞台となる『門出祝寿連獅子』は夜の部に上演。チケットは5月15日(金)に一般発売開始となる。

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