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宮藤官九郎が作・演出のメカロックオペラ『R2C2 〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜』公開舞台稽古及び、舞台初日会見が27日、会場となる東京・パルコ劇場にて行われた。
『R2C2 〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜』は35年後の渋谷を舞台に、父と子の確執や、サイボーグと人間の友情を歌や踊りにのせ、笑いあり涙ありの、見どころ満載のロック・オペラ。作・演出に加え、出演も務めるのは、宮藤官九郎。そして、音楽を「グループ魂」のサウンド・プロデューサー兼ギタリストの富澤タクが手掛ける。
この日行われた公開稽古では、本番同様のセットと衣装で物語の冒頭からの一部を披露。サイボーグ、R2C2役に松田龍平、整備工役に片桐はいり、三宅弘城、天才音楽家、クアトロ田村役に森山未来、ハンバーグ・レストランの店長、皆川S太郎役に皆川猿時、クアトロの父であり、ロック・バンドのボーカリスト、パルコム田村を阿部サダヲが次々と登場した。劇中では、宮藤官九郎らバックバンドが実際に演奏し、ライブを観ているような気分にもなれる。
稽古後行われた会見で宮藤は、「一生懸命やってるんですけど、20人くらいでやったほうがいい芝居を無理矢理9人でやってる。出演者のみなさんには拷問のような2時間になってると思う」と、この作品の大変さを語った。また、本日初日を迎えるので、「個人的に深夜1時に神社にお参りに行ってきた」と明かした。ロック・スターの衣装で会見に臨んだ阿部は「この芝居を観て、こういうカッコの人が街に増えたらいいなと思う」と会場を笑いの渦に巻き込んだ。また、宮藤演出作品初出演となる森山は「いろんなことをいっぱいやってて大変ですけど、楽しんでやってます」と意気込みをみせ、5年ぶりの舞台出演となる松田は「最初から最後までサイボーグやってて、動きづらいです。だんだん慣れてもっと楽しくなればいいかなと思います」とサイボーグ役の感想を話した。客演の中で唯一宮藤作品に出演経験のある片桐は「40歳をすぎて9役ぐらいやらされることも、もうないだろうと思って、楽しんでやってます」と語った。
また、本作は父と子がひとつのテーマとなるが、理想の父親像を聞かれた出演者は、「僕は自分の奥さんのお父さんが理想です」(阿部)、「自分の父親以外考えられない」(森山)とコメントした。もうすぐ父親になる松田は、どんな父親になりたいかという問いに、「特にきめていないが、自由な父親になりたい」と少し恥ずかしそうに語った。
公演は本日から5月31日(日)まで、渋谷・パルコ劇場にて。続く大阪では、6月4日(木)から14日(日)までイオン化粧品 シアターBRAVA!にて行われる。
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