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ことし、生誕80年を迎える手塚治虫の傑作を映画化した『MW−ムウ−』の完成披露試写会が28日、都内で行われ、主演の玉木宏、山田孝之をはじめ、石橋凌、山本裕典、山下リオが舞台あいさつを行った。
『MW−ムウ−』は、16年前にある島で起こった島民死亡事件で生き残ったふたりの男が、凶悪な殺人鬼と、敬虔な神父へと成長し、謎の存在“MW−ムウ−”をめぐって奔走するサスペンス・アクション。
目的のためには迷うことなく殺人を繰り返す男・結城を演じた玉木は、悪役に初挑戦したことについて「俳優をやっている中で誰しもがやりたいジャンル。イメージ力が問われる役だし、すごくやりたかった役どころ」とコメント。プロデューサーから出演依頼があったのは5年前だそうで、この役を演じる日が来るのを待ち続け、「原作を読んで、結城は繊細でスマートなイメージがあった」との理由から、食事制限を行い、7キロの減量を行ったという。また、神父でありながら、心に深い闇を抱える賀来を演じた山田は「大変でした。ずっと葛藤というか、結城に振り回される役なので。隣で玉木さんは好き勝手にやっているのでフラストレーションはたまりました」と撮影時を振り返り、悪役を演じる玉木については「楽しそうだなぁ、いいなぁ、と思ってました」と、うらやましそうにコメントした。
そんなふたりを追う沢木刑事役の石橋は、物語の前半のロケ地・タイについて「クソ暑い中、よく走りました。広いサウナの中を走っているような感じで、死ぬかと思いました」とコメント。しかし、完成した作品については「エンターテインメント性の高い作品に仕上がっています。オジサン世代にも共感してもらえるのでは」と自信を見せた。
その過激な描写と、哲学的な主題から「映画化不可能」と言われ続けてきた問題作をついに実写化した『MW−ムウ−』。最後に玉木が「手塚先生の生誕80周年記念作品ということで、意味のある年に公開できるのでうれしいです。観終わった後、“何が善で、何が悪か”というメッセージが届いてもらえたらと思います」とコメントすると、会場から大きな拍手が起こっていた。
『MW−ムウ−』
7月4日(土)より丸の内ルーブル他にて全国ロードショー
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