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「玉三郎はアジアの至宝」歌舞伎の名女形が中国の伝統劇に主演
2009年05月08日 17時29分 [邦画]
シネマ歌舞伎 特別篇 『牡丹亭』,PHOTO:Takashi Okamoto

日本を代表する名女形として知られる坂東玉三郎が、歌舞伎よりも長い歴史を持つ中国の伝統劇・昆劇で主演を務めた舞台『牡丹亭』が、映画館で舞台を楽しめるシネマ歌舞伎として5月30日(土)より上映される。

『牡丹亭』は昆劇を代表する演目で、南安太守の令嬢・杜麗娘(とれいじょう)のはかなくも美しい愛を描いた作品。玉三郎は昨年、北京で本公演に主演し、大きな成功を納めたことから、さらに三つの場を加えた『牡丹亭』を今年の3月に昆劇のメッカである中国・蘇州で上演した。中国語(蘇州語)のセリフと歌、そしてあでやかな演技で杜麗娘を演じた玉三郎に、現地メディアは「玉三郎は日本だけでなくアジアの至宝」と絶賛した。

今回上映されるシネマ歌舞伎・特別篇『牡丹亭』は、蘇州で行われた公演の模様を最新のデジタル機器で完全収録。さらに蘇州での玉三郎本人を追ったドキュメンタリー『玉三郎 16Days in 蘇州』も同時公開される。なお、公開初日には玉三郎本人による舞台あいさつも予定されている。

シネマ歌舞伎 特別篇 『牡丹亭』
5月30日(土)より東劇ほか全国順次公開
※公開初日は9:30の回上映後、12:55の回上映前に坂東玉三郎による舞台あいさつあり。

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